JASPICはソフトウェアプロセスの改善に関する研究、普及活動を行っています

SEPG Japan 2003

SEPG Japan 2003
– ソフトウェアプロセス改善カンファレンス 2003 –


■日程:
2003年9月4日(木) ~ 9月5日(金)
■場所:
中野サンプラザ(東京都中野区)
■主催:
日本SPIコンソーシアム(JASPIC)
■参加費:
¥30,000-

JASPICは、日本におけるソフトウェアプロセス改善の技術力向上と普及を目的として、2000年10月に設立されました。米国では、 SEI(Software Engineering Institute)が主催するSEPG Conferenceが最も大規模なソフトウェア・カンファレンスの一つとして、毎年1000人をはるかに超える参加者を集めています。JASPICは、 日本におけるプロセス改善技術の集大成の場として、SEPG Japan 2003 を開催し、総勢345名のご参加をいただきました。

SEPGJapan で は、一人でも多くの方が、ソフト ウェアプロセスに関する知見・経験を提供しあう場を目指しまして、論文発表ではなく、皆様のプレゼンテーションでトラックを構成しました。発表に使われた 資料を以下に掲載します(掲載許可の得られなかったものは除きます)。プログラム中の、ご希望の発表のタイトルをクリックしてください。なお、閲覧には Adobe Reader 5.0以降が必要な資料もあります。お持ちでない方は同社のこちらのページをご参照ください。

なお、当カンファレンスでは、CMM等のアセスメント・アプレイザルに関する用語について、コミュニティおよびカンファレンス参加者に対する混乱を避けるためのガイドラインを設定しました。詳しくはこちらをご覧ください。

【プログラム】

9月4日(木)

時間 内容
10:00-10:30

受付

10:30-12:00

◎オープニング

◎Keynot
「創造的プロセス改善 - 成熟度モデルを超えて」
松原 友夫(松原コンサルティング)
司会:赤坂 幸彦(NTTデータ)

13:30-15:00

◎セッション1A
「プロセス改善モデルの活用と提案」
司会:小室睦(日立ソフトウェアエンジニアリング)

SPIにおけるグローバル標準モデルの活用
宮下 洋一
込山 俊博(日本電気)

CMMI高レベルにおける連続表現と段階表現の粒度問題と解決への提案
宮崎 幸生(富士通)

ソフトウェアプロセスの最適化:SPO
伊藤 昌夫(ニルソフトウェア)

◎セッション1B
「プロセス改善の進め方」
司会:小嶋 勉(SRA)

「CMMI(staged)導入企業のための参考プロセス」
中西 貴市(アイネス)

「製品ビジネスにもCMMIは必要。では十分か?」
居駒 幹夫
森沢 徹(日立製作所)

「プロセス改善活動がソフトウェアQCDにもたらす効果」の事例」
森宗 直人
宇佐美 真司(NTTソフトウェア)

◎セッション1C
「開発力と人材育成」
司会:丹羽 武志(インテック)

「ソフトウェアプロセス改善と企業文化の融合<ソフトウェアプロセス改善が何故活発にならないのか>」
湯浅 洋一(DECUS)
小川 俶子(コンピータジャパン)

「富士ゼロックスにおける技術人材の育成」
今田 正卓(富士ゼロックス)

「ソフトウェア開発技術者のスキル評価」
川野 達也(イー・ベンチャーサポート)

15:30-17:00

◎セッション2A
「SPI in Asia: アジアにおける SPI」
司会:岸田 孝一(ソフトウェア技術者協会)

SPI Activities in Korea
Hyuk-Soo Han(Korea Software Institute)

SPI Activity in India
Gargi Keeni(Tata Consultancy Services)

◎セッション2B
「現場との協調」
司会:岡田 公治(日立製作所)

ベストプラクティスを活かすには
岩見 好博(オリンパス光学工業)

QCサークル型活動スタイルでのSPI推進
濱崎 治(オムロン)

現場との協調方法 ~改善を望んでいるのはSEPGだけではない~
林 好一(SRA-KTL)
小嶋 勉(SRA)
(最優秀発表賞受賞)

◎セッション2C
「エンジニアリングとツール」
司会:松田 則彦(オムロン)

装置組み込みソフトウェア開発における検証品質向上を目的とした設計プロセス改善事例
飯泉紀子
浅尾一成(日立ハイテクノロジーズ)

テストツールの組織横断的な展開と定着への改善推進方法
菊地奈穂美(沖電気工業)

プロセスデータベースには全文検索エンジンが有効
宮田重明(SRA)

18:00-20:00

◎情報交換会

9月5日(金)

時間 内容
10:00-11:30

◎セッション3A
「組織プロセス」
司会:田口安男(富士ゼロックス)

CMMIに基づくプロセス改善活動から得られた教訓
柴原 英明
近藤 麻美子(NTTデータ)

CMMの本質が理解でき改善マインドが芽生える「セルフアセスメント手法」
森田 祥男(ソニー)
(最優秀発表賞受賞)

実践的・効果的なSPI活動の組織導入アプローチ
田口 数馬(ソニー)

セッション3B
「プロジェクト管理」
司会:小林 英雄(ソニー)

「プロジェクトマネジメントの常識」のうそ、ホント -優れたプロジェクトマネージャーを例にして-
岩見 好博(オリンパス光学工業)

ソフトウェア品質とプロセス品質向上のための持続可能なプロジェクトマネジメント
福島 利彦(日新システムズ)
山田 茂(鳥取大学)

上級PMに学ぶSQAレビュー技術
古石 ゆみ(SRA)

13:00-14:30

◎セッション4A
「プロセス改善の本質と未来」
司会:奈良 隆正(日立システムアンドサービス)

全体最適化を目指すプロセス改善とITサービス産業の仮想コミュニティ化
鈴木 和博(IBMビジネス・コンサルティング・サービス)

アセスメントの功罪
乗松 聡(乗松プロセス工房)

“FEA(Federal Enterprise Architecture)”戦略計画で位置付けられているプロセス改善とイラク戦争でわかったインパクト
越智洋之(CMU特別補佐官、独立コンサルタント)

◎セッション4B
「メトリクス」
司会:臼杵 誠(富士通)

データ収集活動から得られた教訓
常川 雅博
徳永 享
青山 輝幸(富士ゼロックス)

工数計測ツールの開発とプロセス改善 ~工数計測の難関を乗り越えて~
神山一男(ソニー)

PSP演習実施支援ツール”ProcessDashboard” レベル5を自分のデスクトップで
富澤 務
長田 智裕
大久保 克彦
川下 敬之(PSPネットワーク)

15:00-17:00

◎クロージングパネル
「プロセス改善成功の秘訣を探る」
Gargi Keeni(Tata Consultancy Services)
松原 友夫(松原コンサルティング)
清水 吉男(システムクリエイツ)
司会:高木徳生(オムロン)
目的: プロセス改善推進上のヒントを得る

現在、SPIを推進している組織が数多くあります。しかし、残念ながら、 SPIを単なるレベル達成のための道具として使うだけの組織も散見されます。 本来、SPIは、技術者のスキル向上、組織の管理能力向上につながるだけでなく、 健全なソフトウェア産業構築のために役立つと考えられています。 このパネル討論では、SPIに関与する技術者、管理者、組織の観点からの議論を展開します。

◎クロージング
司会:小笠原 秀人(東芝)、菅原 耕一(富士写真フイルム)

【スタッフ】
実行委員長
赤坂幸彦(NTTデータ)

プログラム委員長
小笠原秀人(東芝)
菅原耕一(富士写真フイルム)

プログラム委員
丹羽武志(インテック)
小嶋勉(SRA)
松田則彦(オムロン)
岩見好博(オリンパス光学工業)
野上邦久(川鉄情報システム)
井口健司(ジャステック)
小林英雄(ソニー)
小出哲也(第一生命情報システム)
吉場登(テプコシステムズ)
藤田秀雄(日本アイ・ビー・エム)
長谷川恵子(日本アイ・ビー・エム)
宮下洋一(日本電気)
奈良隆正(日立システムアンドサービス)
岡田公治(日立製作所)
小室睦(日立ソフトウェアエンジニアリング)
田口安男(富士ゼロックス)
臼杵誠(富士通)
佐宗秀一(古河インフォメーション・テクノロジー)
吉村宏之(松下電器産業)

事務局
乗松 聡(乗松プロセス工房)
松村 好高(SRA先端技術研究所)
林 好一(SRA先端技術研究所)
石川 晶子(SRA先端技術研究所)

SEPG is a service mark of Carnegie Mellon University.

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