━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆ JASPIC メルマガ 2015年8月号 ◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本メルマガでは、定期的に日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のイ
ベント情報やJASPIC研究員によるコラム等をまとめてお伝えします。

今回は、10月開催の SPI Japan 2015 特集です。

* SPI(Software Process Improvement):ソフトウェアプロセス改善

───────────────────────────────
 ◆目次
───────────────────────────────
 1.開催のご案内
 2.プログラム概要
 3.SJ15の歩き方
 4.参加者の声
 5.今後のスケジュール
───────────────────────────────
 1. 開催のご案内
───────────────────────────────
SPI Japan 2015
ソフトウェアプロセス改善カンファレンス2015を開催致します!

・日程:2015年10月21日(水)午後 ~ 10月23日(金)午前 本会議
        2015年10月23日(金)午後  チュートリアル

・場所:姫路商工会議所(兵庫県姫路市)
          https://www.himeji-cci.or.jp/accessmap
・主催:日本SPIコンソーシアム (JASPIC)
・後援:独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
        ソフトウェア技術者協会 (SEA)
        日本SPICEネットワーク
        一般財団法人 日本科学技術連盟 (JUSE)
        派生開発推進協議会 (AFFORDD)

さて、本年も一人でも多くの方がソフトウェアプロセスに関する知見・
経験を共有しあう場を目指し、上記の通り SPI Japan を開催させて
いただくこととなりました。

今年のテーマは
  「発見!」  ~出会ってワクワク!  さぁ、次のステージへ!~
です。

このテーマに、私たちは下記の様な "想い・願い" を込めました。

『発見!』
  プロセス改善ではちょっとした気づきや出会いが、それまでの悩み
  や課題解決のきっかけになります。何に気づいて出会ったのか、そ
  の数が多いほど、プロセス改善の "手" が増えて、より組織や現場
  に喜んで頂けるプロセス改善に繋がっていくのではないでしょうか。
  そんな発見の場がこのカンファレンスにあります。

『出会いにワクワク!』
  「面白い!」「なるほど!」「そんな事例があったのか!」など、
  多くの事例や提案が同じ悩みを持っている方々に役立ちます。発表
  者も発表を聴く人も、このカンファレンスにはこれからに繋がる、
  ワクワクする出会いがあります。

『さあ、次のステージへ!』
  このカンファレンスで発見したこと、出会ってワクワクしたことは、
  これからのプロセス改善を変えていくことでしょう。

私たちは、本カンファレンスで、発見・ワクワクの輪、プロセス改善
の輪、ここに集って頂いた皆様の輪/和が広がって、明日へ、そして
未来の創造へ繋がっていくことを希望し期待して準備を進めておりま
す。

皆様にとって、「発見!」「ワクワク!」そして「輪/和」など、多
くの "希望" をお持ち帰りいただく場となれば幸いです。

───────────────────────────────
 2. プログラム概要
───────────────────────────────

★本会議
◇基調講演:
  講演者
    日本アイ・ビー・エム株式会社  スマーター・シティ事業  CTO  
    IBMディスティングイッシュト・エンジニア  榊原 彰氏
  タイトル
    「ITシステムのアーキテクチャ設計とスマーター・シティの構築」
      ~アーキテクトの思考法と社会システム構築への応用~

◇一般発表:
    今回も様々な題材による事例が寄せられました。
    公募・審査により、「アジャイル」、「SPI・プロセス改善」、
   「品質改善・分析」、「グローバル・オフショア」、「人材育成」、
   「プロセス統廃合・資産活用」、「開発手法・プロジェクト管理」、
   「品質管理・SQA」、「モデル活用」の9つの項目から合計33事例の
    発表になります。

◇トーク&納得セッション:
    テーマに沿って、参加した皆様全員でのフリートークを行ないま
    す。今回は6つのテーマを予定しています。

  (1) もう「できない」とは言わせない!「できない」を「できる」に!
        ~すぐに使える『思考ツール』を体験しよう~
  (2) USDM記述の実践ハンズオン
        ~USDMの効果を体験し、仕様不具合を半減させるプロセス改善
          の勘所を掴む~
  (3) プロセス改善+設計改善でソフトウェアの資産価値を高める
        ~効果的・効率的な設計レビューを実現する~ 
  (4) 聞いてみて、対話してみて、やってみて、考えるアジャイル実践
  (5)「SPI Japan 発表概要」について自由に語ろう!
  (6) Automotive SPICE をつかってみよう!

◇意見交換会:
    今年もワールドカフェ形式で実施します。
    今回は、テーブル毎に個別のテーマを設定する予定ですので、気
    になったテーマで意見交換してみませんか。
    別途\1,000-の参加料でフリードリンク(アルコール含む)/お食
    事をご用意いたします。参加料は当日意見交換会会場でお支払い
    ください。

◇パネルディスカッション:
    SPI Japan のパネルディスカッションの初の試みとして、会場に
    お越しの皆様に、パネリストが刺激・影響を受けたお話を聞いて
    いただいた上で、以下の5つのキーワードの中から投票していただ
    き、ディスカッションのテーマを決定します。

    テーマ:「人材育成」「品質保証」「生産性向上」
            「プロジェクトマネジメント」
            「問題への取り組み(発見・解決・共有の方法)」

★チュートリアル
◇チュートリアルA:
  テーマ:SPI担当者の傾聴スキル
          ~改善は現場の声に耳を傾けることから始めよう!~
  講師  :古畑慶次氏(株式会社デンソー技研センター)

◇チュートリアルB:
  テーマ:チーム力を高める、KPTふりかえりの進め方
          ~チームの秘めた力の「発見」と、良い行動の「再発見」
             を促すファシリテーション技術~
  講師  :天野勝氏(株式会社永和システムマネジメント)

───────────────────────────────
 3. SJ15の歩き方
───────────────────────────────
◇SPI Japan 2015が素敵に準備中です!

実行委員長の水田恵子です。
さあ、SPI Japan 2015 (SJ15) 開催まで、2か月と迫ってまいりまし
た!! 8月3日より、プログラムを公開し、一般参加者募集を開始し
ておりますが、ご案内のメール、JASPICのウェブサイトなどでご確認、
ご参加をご検討、またお申し込みを頂けましたでしょうか。

SJ15のプログラム委員会では、ご参加頂く皆様から、『行って良かっ
た姫路のSJ』、『ワクワク・発見の場』と、喜んで頂けるよう、精一
杯の準備を進めており、素敵なコンテンツがギュギュッと詰まった、
濃い内容となっております。
そこでこのメルマガでは、ワクワク準備中のチームリーダの気合いの
入った声をお届けいたします。

        ----        ----        ----

【基調講演】チームリーダ  小室睦
「ITシステムのアーキテクチャ設計とスマーター・シティの構築」
日本アイ・ビー・エム(株)榊原彰氏
今回の基調講演は日本アイ・ビー・エムの榊原氏にお願いしました。
ITアーキテクトとして有名な方ですが、最近はCTOとしてスマーター・
シティ事業でも活躍されています。
本講演では、ビッグデータ時代のアーキテクチャの設計プロセスのあ
りかた、また、スマーター・シティ構築に関わるプロセスなどについ
て事例を交えてご紹介いただく予定です。
プロセス改善やソフトウェア開発の立場からもいろいろな気づきが得
られるご講演になるものと期待しています。

【本会議】チームリーダ  平井賢仁
今年の一般発表は、「アジャイル」、「SPI・プロセス改善」、「品質
改善・分析」、「グローバル・オフショア」、「プロセス統廃合・資
産活用」、「人材育成」、「開発手法・プロジェクト管理」、「品質
管理・SQA」、「モデル活用」の9つの分野から、33発表をご用意して
おります。
発表は幅広く、改善に取り組み始めた組織の事例から、成熟している
組織の事例まで、皆様が、"知りたい!欲しい!" と期待されている知
見やノウハウ等を、必ずや持ち帰っていただけるでしょう!
ぜひぜひ、ご参加くださいませ。

【トーク&納得セッション】チームリーダ  八木将計
今年のトーク&納得セッションは、いろいろな方々に有意義になるよう
ソフトウェアプロセス改善に関わる内容から、よりテクニカルな内容
まで様々なテーマを用意しました。
体験型ワークが中心となってますので、気軽に参加いただけると思い
ます。

【意見交換会】チームリーダ  八木将計
単なる飲み会ではなく、「意見を交換する会」ということで、昨年ま
でと同様にワールドカフェにて議論できる場を提供します。
今年は昨年とは異なり、テーブル毎に議論テーマを変更する予定です。
より様々な議論が巻き起こり、新しい「発見」が生まれることを期待
しています。

【パネルディスカッション】チームリーダ  清水崇司
パネルディスカッションでは、豪華パネリストのご登壇を予定してい
ます。
どのようなお話が伺えるか、企画側もとても楽しみにしています。
また、パネルディスカッションの企画全体をライブ感あふれる楽しい
ものにしようと画策しています。
どうぞご期待ください。

【チュートリアル】チームリーダ  中村淳
SPI活動を促進するために、様々な、素晴らしい技術やマネジメント
手法等が議論、適用されてきました。それでもなお「SPI活動がうま
くいかない」という話を耳にするのはなぜなのでしょうか?
その一因として、「SPI担当者の意識、姿勢、ヒューマンスキル」に
改善の機会があるのではないでしょうか。私たちは、この点について、
改めて、振り返ってみる必要があると考えています。
そのきっかけとなるべく、今年のチュートリアルでは、
「SPI担当者の傾聴スキル(古畑慶次氏)」
「チーム力を高める、KPTふりかえりの進め方(天野勝氏)」
の2講座をご用意いたしました。
豪華な講師陣と、改めて「SPI担当者としての意識、姿勢、ヒューマン
スキル」を振り返り、新たな「発見」をしてみませんか?
もちろん、SPI担当者以外の方々にとっても、非常に有益なスキルとし
て共感いただけること、請け合いです。
皆様のご参加をお待ちしております。

        ----        ----        ----

さあ、各リーダのワクワク感や見所・聞き所が、少しでも伝わりました
でしょうか?

さらに、開催場所となる『姫路』は皆様ご承知の通り、姫路城(白鷺城)
が2009年10月からの改修工事を全て終え、2015年3月27日にグランドオー
プンし、まばゆいばかりの真っ白な堂々とした姿に生まれ変わりました。
羽柴秀吉が居城し、その後の出世の拠点となったことから出世城、とも
呼ばれる姫路城。これを機会に(勿論、カンファレンスのアフターにて)
ご覧頂く機会を設けられるのも良いかもしれません。

さらにさらに、カンファレンスの各セッションやアフターで、個性豊か
なプログラム委員?!を始め、各社・各所から集う "素敵な仲間" との
交流、ふれあいも、とても大切なお勧めポイントでもあります。

この様に、素敵な、ワクワクする出会いの場が、SJ15では準備されてい
ます。お越し頂いた皆様により多くの『発見!』ワクワクをお持ち帰り
頂ければ、プログラム委員一同、とても嬉しく思います。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。

───────────────────────────────
 4. 参加者の声
───────────────────────────────
昨年のSPI Japanにご参加いただいた皆様からの声を一部ご紹介いた
します。

◇基調講演
・認識できていないあいまいなことを可視化したり、共有したりする
  ことができることがわかった

◇一般発表
・各社の取組み状況を聴いて、大きな刺激を受けた
・メトリクスの内容に興味があり、もう少し詳しく聴きたいと思いま
  した
・資料や公演より、Q&Aの方がドロくさい話が聞けて良かった
・モデル適用に対する工夫が感じられました。いろいろなやり方があ
  るなと思います
・あつい講演だったが、内容はとてもドロくさい、足を地につけた内
  容だったので良かった
・GQMの内容は持ち帰って、再検討したいと思います
・「アジャイルを使う事」を現場に説明せずに運用した事による成功
  事例が興味深かった。全てを説明して理解を得るのではなく、時に
  は、見せない事による効果も考えてみたい

◇トーク&納得セッション
・おもしろかったです。なかなか個別の悩みがきけました
・難しかったけど、とても楽しく有意義な時間でした
・SEPGの役目、合意が得られる活動の進め方について参考になった
・講師の伝えたい事、見事に私にFitしました!組織をペルソナにあ
  てはめる事、良いと思います
・最初は若干できるか不安を感じていましたが、やってみて楽しく
  できました
・やってみると思いのほか難しい内容でしたが、なんとなくイメージ
  をつかむ事が出来ました
・最初は静かでしたが、最後には楽しく取組めました
・行動が対立した際の整理、解決の手法が分かりとても新鮮な経験で
  した

◇意見交換会
・ワールドカフェの試みは良いですね
・色々な意見が聞けて、初参加でも会話にはいりやすかった

◇パネルディスカッション
・「動くのは人」「その気にさせる事がカギ」と人が前面にでた会で
  あったと思う
・トップダウンの意図を持ちつつ、ボトムアップで現場が実感できる
  仕組みが方法論としては良さそう
・SEPGはトップとボトムのハブであるという点と開発者個人が何をし
  たいのか、個人レベルでアプローチしていくことの大切さが伝わっ
  てきました
・もっと意見の対立があると面白かったかも

───────────────────────────────
 5. 今後のスケジュール
───────────────────────────────
8/3より、参加募集が始まりました!


2015年10月16日(金)または定員に達した段階で申し込み受付を終了
致します。特にチュートリアルは、募集枠が本会議よりかなり少なく、
早期に定員に達することが予想されますので、お早めにお申し込み
ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております!

───────────────────────────────
 ◆編集後記
───────────────────────────────
メルマガ編集担当のA.Kです。
お盆休みも終わり、学校の夏休みもそろそろ終わりになりますね。
夏休みに合わせてエスカレーターの正しい乗り方のキャンペーンが、
始まったようです。あまり意識をしていませんでしたが、先日、大阪
出張の際に片側空けをしていないエスカレーターを発見しました。大
阪は早速キャンペーンに従っているのかと思いましたが、他のエスカ
レーターでは実施されておらず、たまたまだったようです。
急いでいる人のためにあけておくとの暗黙のルールが続いたため、利
用者全員が片側あけをしなくなるには、時間がかかりそうです。あけ
てはいけないという認識だけでなく、急いでいる人が来た時どうしよ
う?周りがどう反応するか?といった不安もあり、個人個人の認識だ
けでは、どうしようもない部分もありますよね。今後どのように変わ
っていくのか、または、変えていくのか気になるところですね。今の
ところ、私は「周りが変われば変える」つもりです・・・

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 JASPIC メルマガ 2015年8月号
 発行:日本SPIコンソーシアム http://www.jaspic.org/
 お問い合わせ先:infoAアットjaspic.org
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━