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◆ JASPIC メルマガ 2014年8月号 ◆
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本メルマガでは、定期的に日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のイ
ベント情報やJASPIC研究員によるコラム等をまとめてお伝えします。
今回は、10月開催のSPI Japan 2014特集です。
* SPI(Software Process Improvement):ソフトウェアプロセス改善
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◆目次
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1.開催のご案内
2.プログラム概要
3.SJ14の歩き方
4.参加者の声
5.今後のスケジュール
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◆開催のご案内
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SPI Japan 2014
ソフトウェアプロセス改善カンファレンス2014を開催致します!
・日程:2014年10月15日(水)午後 ~ 10月17日(金)午前 本会議
2014年10月17日(金)午後 チュートリアル
・場所:プラサ ヴェルデ(ふじのくに千本松フォーラム)
http://www.plazaverde.jp/
・主催:日本SPIコンソーシアム (JASPIC)
・後援:独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
ソフトウェア技術者協会 (SEA)
日本SPICEネットワーク
一般社団法人 情報処理学会 (IPSJ)
一般財団法人 日本科学技術連盟 (JUSE)
派生開発推進協議会 (AFFORDD)
沼津商工会議所
静岡県東部地域IT推進協議会
さて、本年も一人でも多くの方がソフトウェアプロセスに関する知見
・経験を共有しあう場を目指し、上記の通りSPI Japanを開催させてい
ただくこととなりました。
SPI Japan 2014のテーマは
「伝わる」~“カイゼン”の想いを感じ、その輪を広げよう~
です。
過去11回にわたるSPI Japanでご発表された皆様、JASPIC会員企業の
皆様のご尽力により、ソフトウェアプロセスに関する素晴らしい知見
が蓄積されてきました。しかし、プロセス改善に終わりはありません。
プロセス改善に携わっている方々は、常に悩み、苦しみ、そして情熱
を持ってこれを乗り越えていることでしょう。
私たちは、こう言った方々が手を取り合い、より大きな想いへと広
げていく場を提供したいと考えています。ますます複雑化する世の中
ではありますが、「カイゼン」への想いを感じていただき、皆様が次
の行動への一歩を踏み出すきっかけとなる場となれば幸いです。
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◆プログラム概要
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【プログラム概要】
★本会議
◆基調講演:慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科 准教授
白坂成功氏
タイトル:「“システム×デザイン”思考によるイノベーティブ思考法
~連続的改善でなく、断続的変化を目指して~」
◆一般発表:
今回も様々な題材による事例が寄せられました。 公募・審査によ
り「開発手法」「プロセス改善(巻き込み・共感)」「プロセス改
善(定着化)」「品質改善戦略」「品質改善と効率化」「標準化・
モデル活用」「人材育成」「アジャイル開発」「ソフトウェアプロ
ダクトライン/XDDP」の9つの項目から合計27事例の発表になります。
◆トーク&納得セッション:
テーマに沿って、参加した皆様全員でのフリートークを行ないます。
今回は7つのテーマを予定しています。
1.『KYT総選挙!』~あっ危ない!その○○が命取り!~
2.『マフィアオファー』
~断われないほど魅力的なソリューション提案~
3.『若手リーダーの育成にぴったり!プチ実例(かんばんゲーム)
で学ぶプロセス改善』
4.『サービス科学の視点で見るSEPG』
5.『カルタで語る「SPIのいろは」』
6.『プロセス改善における「もやもや」「ごちゃごちゃ」スッキリ
解消』~対立解消のための思考ツールを体験しよう!~
7.『「iコンピテンシ・ディクショナリ」を使ってみて、IT人材の
育成を考えよう!』
◆意見交換会:
今年もワールドカフェ方式で「共感。感じたことを想いのままに」
というお題で意見交換しましょう!
別途\1,000-の参加料でフリードリンク(アルコール含む)/お食事
をご用意いたします。参加料は当日意見交換会会場でお支払いくだ
さい。
◆パネルディスカッション:
“カイゼン”を組織や他者へ「伝える」際の工夫やコツを題材とした
ディスカッションを予定しています。
★チュートリアル
◆チュートリアルA:
テーマ : ソースコードの劣化を防止する設計改善
講師 : 山田大介(ビースラッシュ)
◆チュートリアルB:
テーマ : 基本に立ち返って、SPI活動をブラシュアップしよう!
講師 : 艸薙匠(東芝)、小笠原秀人(東芝)
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◆SJ14の歩き方
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◆SPI Japan 2014のおすすめコース
実行委員長 中山 高宏 です。
いよいよSPI Japan 2014 開催まで、1か月半と迫ってまいりましたが、
参加セッションはお決まりでしょうか。
一般発表やトーク&納得セッションは、複数のセッションが同時に
行われますので、どのセッションに御参加されるか、皆様、お悩みに
なられるかと思います。そこで、この場をおかりして、お勧めコース
をご紹介させて頂きます。
★キーワード1:「基調講演」
本年も基調講演は、皆様にご参加をお勧めいたします!
本年は慶応義塾大学 白坂先生にご登壇いただき、
「“システム×デザイン”思考によるイノベーティブ思考法
~連続的改善でなく、断続的変化を目指して~」
のテーマでご講演いただきます。
最近、様々な業界でキーワードとして語られることが多い”イノベ
ーション”。そのイノベーションをシステムエンジニアリングの世
界でその思考をどうロジカルに展開するのがよいか?その方法論に
ついて語っていただきます!聴講を楽しみにしているSJスタッフも
大勢おります。”目から鱗”のセッションになることをお約束いた
します!
★キーワード2:「本会議」
今年も本会議には様々なテーマをご用意致しました。
SPIの先達の洗練された事例や、「現場の悩み」から生まれるトライ
アルなど様々な事例が発表されます。
冒頭に申し上げました通り、皆様のヒントとなる事例になると思い
ますので事前にキーワードやタイトルなどを確認しながら、お聞き
になる発表を決められてお聞き下さることをお勧めいたします。
本年は上掲の9つのテーマからの合計27事例の発表になります。ご発
表後には、発表者の方へご質問を頂く時間も設けております。事例
に対するご理解を深めて頂くことで、何倍も持って帰れるものが大
きくなると思います。
★キーワード3:「トーク&納得セッション」と「意見交換会」
「トーク&納得セッション」のテーマは今年は7つご用意させて頂き
ました。ツッコミ、語り、ディスカッション大歓迎です!
そして、意見交換会は昨年大変ご好評いただきましたワールドカフ
ェ方式を今年も行います!「共感。感じたことを想いのままに」と
いうお題で参加者全員で意見交換しましょう!
美味しい飲み物(アルコールあり)と食事を用意してお待ちしており
ます。気軽に語り合いましょう!
【ワールドカフェ】
ワールドカフェとは「知識や知恵は、機能的な会議の中で生まれる
のではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを
築くことが出来る『カフェ』のような空間でこそ創発される」とい
う考え方に基づいた話し合いの形です。
★キーワード4:「パネルディスカッション」
パネルディスカッションでは、“カイゼン”を組織や他者へ「伝え
る」際の工夫やコツを題材とする予定です。本パネルでは、自組織
などでツールや技法を広めたことのあるパネリストにより、それら
を広める際に遭遇した困難な点やその克服方法・工夫、広める際に
注意している事やコツといった点について、ディスカッションして
いきます。本パネルを通して、日々“カイゼン”活動に取り組む参
加者皆様にとって、“カイゼン”を「伝える」際のヒントを持ち帰
っていただけると幸いです。
そして、その後の本会議のクロージングでは、来年のSJの概要をは
じめ、何かが起こるかも!?
★キーワード5:「チュートリアル」
チュートリアルは今年もA/B2つのテーマがあります。
今迄ご参加頂いた皆様からもワークショップ形式で体験をもって理
解することができた。とのお声も頂戴しております。
チュートリアルAは「ソースコードの劣化を防止する設計改善」と
いうテーマで構造化設計、特に派生開発時にも構造化設計を実践す
ることでソースコードの劣化を防止し、開発スピード向上/品質維持
が可能になります。講座、演習を通じて、設計改善を実感すること
ができます!設計改善に関心のあるリーダクラスのエンジニアの方、
アーキテクトの方、品質保証のご担当などをされている皆様に特に
おすすめです!
チュートリアルBは「基本に立ち返って、SPI活動をブラシュアップ
しよう!」というテーマで、長い間プロセス改善活動に取り組まれ
ている東芝グループからの講師を迎え、SPI活動チーム(組織やチー
ムとしての取組み)やSEPGリーダとして必要なSPI活動の基本的な考
え方、進め方とそのポイントを伝授いたします。こちらも、SPIの戦
略立案に関しての演習など、実践的な内容となります。様々な理由
でSPI(プロセス改善)活動/SEPGの進め方に関してお悩みの皆様にお
すすめのチュートリアルです。
チュートリアルA/Bとも設計改善/プロセス改善に関して、名講師か
らはっとするようなヒントや解決策などが得られること間違いなし
です!
★キーワード6:「アフターの歩き方」
今年は東京/大阪以外での開催となりますので、ご宿泊をされる方が
多いと思います。そこで、毎年恒例?、SJスタッフが体を張って!?
会場近くのお店に事前潜入してきました。
会場至近の「沼津駅北口」に会場よりお勧め頂いた海鮮のお店があ
りました。早速潜入!の予定だったのですが、、、実は満席で入れ
なかったのです、、、(人気店らしいです)
そんなときは反対側の「沼津駅南口」に足を伸ばしてみるといいか
も!仲見世商店街をはじめ、いくつか繁華街があり、ここにも美味
しそうな居酒屋がたくさんありました!さらにさらに、、、
沼津駅南口からバスで沼津港へ足を延ばすと、そこは海鮮天国!近
海・遠洋のお魚が美味しいお店がいくつもあります。沼津港は夜は
あまりお店が開いていない(かもしれない)のですが、、、調べれば
いくつかあるかも?
あ!皆様、くれぐれも本会議2日目(16日)は「意見交換会」にご参加
の後の”アフター”でお願いいたします!
また、沼津近辺にはいくつも観光名所もあるかと思います。カンファ
レンス終了後ちょっと足を延ばされるのもいいかもしれませんね!
結局すべてのセッションがお勧めなのですが(笑)、大切なのは「興味
がある」「やってみたい」事例や講習を選んでいただくこと、さらに
悩みを共有し、解決するヒントを得ていただくこと。かと思います。
より多くの「気づき」、「きっかけ」、「元気」、「勇気」など、た
くさんのものをお持ち帰り頂けると、我々SJスタッフもとてもうれし
い限りです。
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◆参加者の声
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昨年のSPI Japanにご参加いただいた皆様からの声を一部ご紹介いた
します。
◆基調講演
・具体的な事例を、講演にもあったように映像や形式などの実体験を
通して、知恵・知識として身に付けることが出来ました。
◆一般発表
・発表者と参加者の距離感が程よく、質問しやすい雰囲気が良かった。
・作業の見える化やソフト開発にトヨタ開発(生産)の考え方を適用
するなど、新しい知見がたくさん得られました。
・現在、残業ゼロで膨大な作業工数を削減する仕組みを検討しなけれ
ばならない状況なので、参考になる情報が多く、来てよかった。
・品質保証に向けた各社の取組事例を聞けて、刺激を受けました。
自部門でもこのような取組みをしてみたいと思いました。
・アジャイルと品質に関しては、まだ答えが出せていないことで、当
社でも悩んでいます。実績データが集まれば、目安が出せるのかも
しれませんが、今回のセッション内容を参考にしたいと思います。
品質をどう保証するかが一番の悩みです。
・パネルディスカッションでいろいろとコミュニケーションをキーに
意見交換ができてよかった。
・中国やベトナムなどオフショアに関するコミュニケーションの問題
などこれからの業務の参考になる内容が多く聞けた。(東芝さんの
ホフステートに基く考え方は参考になるかと思いました。)
・今は自分が自ら改善する立場にあるが、ヒントは得られた。あとは
どうやって改善のための分析等をやる時間を捻出するか・・・。
◆トーク&納得セッション
・とても濃い時間でした。今の自分の悩みにスパっと響きました。
・プロダクトラインの成功事例、ポイントをディスカッションしてい
ただき、今後学んでいく上でのとっかかりとして参考になった。
◆意見交換会
・ワールドカフェ方式でいろんな方と話ができ、とても楽しく活気も
よかったです。元気がもらえました。
・ワールドカフェは大変楽しかった。期待以上の意見交換会だった。
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◆今後のスケジュール
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7/30より、参加募集が始まりました!
<http://www.jaspic.org/modules/event/index.php?content_id=38>
2014年10月10日(金)または定員に達した段階で申し込み受付を終了
致します。特にチュートリアルは、募集枠が本会議よりかなり少なく、
早期に定員に達することが予想されますので、お早めにお申し込み
ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております!
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◆編集後記
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メルマガ編集担当のA.Kです。
毎日、暑いですね。そんな夏の夜の楽しみと言えば花火。花火大会に
出かけて、大きな打ち上げ花火を見るのは、お祭り気分で楽しいです
よね。その一方で小さな線香花火も綺麗だと思いませんか。線香花火
は火をつけてから様々な変化があり、それぞれに名前があります。
最初は火の玉と短い火花の"牡丹"。次第に勢いを増し、火花が次々と
散る"松葉"。やがて火花が下に垂れてくる"柳"。そして最後は静かに
火花が落ちていく"散り菊"。
"散り菊"まで持たせるのは結構難しいですよね。火をつける前に火薬
の上の部分を少しひねると長持ちするそうです。
暑さももう少し続きそうですが、今年の夏の締めは線香花火の一生を
しみじみと楽しむというのはいかがでしょうか。
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JASPIC メルマガ 2014年8月号
発行:日本SPIコンソーシアム http://www.jaspic.org/
お問い合わせ先:infoAアットjaspic.org
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