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 ◆ JASPIC メルマガ 2022年8月号 ◆
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本メルマガでは、定期的に日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のイ
ベント情報やJASPIC研究員によるコラム等をまとめてお伝えします。

今回は、10月開催の SPI Japan 2022 (SJ22)特集です。

* SPI (Software Process Improvement):ソフトウェアプロセス改善

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 ◆目次
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 1.開催のご案内
 2.今年のテーマ
 3.プログラム概要
 4.SJ22の歩き方
 5.参加者の声
 6. noteとPodcastのご案内

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 1. 開催のご案内
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SPI Japan 2022
ソフトウェアプロセス改善カンファレンス2022を開催いたします!

・日程:2022年10月5日(水) 13:00 ~ 10月7日(金) 16:00  
・場所:オンライン(Zoom/oVice)
        ※イベントへの入室の際にoVice(オヴィス)を使用します
・主催:日本SPIコンソーシアム (JASPIC)
・後援:独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
        ソフトウェア技術者協会 (SEA)
        日本SPICEネットワーク
        一般財団法人 日本科学技術連盟 (JUSE)
        一般社団法人 PMI日本支部
        派生開発推進協議会 (AFFORDD)
        Agile Japan
・参加費(税込):一般:¥25,500-、若手割:¥17,000-

 現在、参加者募集中です!
 http://www.jaspic.org/events/sj/spi_japan_2022/

 2022年9月30日(金)または定員に達した段階で申し込み受付を終了
 いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております!

※oViceは以下をご参照ください。
 https://ovice.in/ja/

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 2. 今年のテーマ
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本カンファレンスの今年のテーマは、
「つづける」 ~カイゼンへの情熱を胸に未来へ踏み出そう!~
です。

何かを成し遂げるには情熱が必要です。そしてその情熱を胸に活動を
つづけることで、やがて想いが周囲に伝搬し、仲間と活動のベクトル
が重なって大きな改善の力が生まれます。
しかしながら、私達を取り巻く環境は、世界経済やサプライチェーン
の混乱による不安拡大や地球規模での気候変動、度重なる自然災害な
どにより、社会全体に停滞ムードが広がっています。また、新様式
(ニューノーマル)下でのIoTやAI、クラウドなどの新しいテクノロ
ジーを活用したソフトウェア開発、品質やセキュリティの担保、さら
にはSDGsやSociety5.0、DXなどの対応で急激に変化する環境や社会に
合わせて変わりつづけることを常に求められています。

このような状況下で、プロセス改善に携わる私達は、悩み、苦しみ、
自信や情熱を失いそうになることもありますが、SPI Japan の基調講
演、事例発表、ワークショップでの講演者・発表者と聴講者の議論や
交流により、みなさまの知識と経験を共有することで、現状を乗り越
えて未来に向けて改善に挑み「つづける」きっかけの場、情熱を取り
戻す場になると信じてテーマ設定しました。
さて、JASPICが主催するソフトウェアプロセス改善カンファレンスは、
今年で通算20回目の開催となりました。これまで参加されたみなさま
は多くの事例発表から、ヒントや気付きを得て(学びつづけて)個々
の現場の改善活動で活用し、またその成果をSPI Japanの発表で次に繋
げる良い循環をつづけています。スタッフ一同、これからもみなさま
と共に歩みつづけていきたいと考えております。

長期にわたって私達の生活に影響を及ぼしてきた新型コロナウイルス
感染症も徐々に落ち着きを見せつつありますが、今年もオンライン開
催の形式を選択しました。直接お会いすることはできませんが、オン
ライン開催ならではのコンテンツや参加者同士の交流方法など検討し、
ご満足いただけるプログラムを多数ご用意しております。

SPI Japanは、関係するすべての方々(発表者、参加者、そして運営ス
タッフも)がお互いを理解し、高め合うことができる場所です。本プ
ログラムを通じて、その場を共有した一人一人の改善活動と繋がり、
参加されたみなさまの改善を「つづける」力になることを期待してい
ます。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

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 3. プログラム概要
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◇基調講演:
タイトル:
改善とImprovement「つづける」ことの違い

講演者:
村上 悟 氏 (ゴールシステムコンサルティング株式会社 代表取締役)

◇みんなでディスカッション(oVice使用)
ご参加者みなさまの交流を深めるために、ワールドカフェ方式で意見
交換会を行います。 メインテーマ「つづける」にちなみ、お題として、
みなさまのカイゼンへの熱い情熱を今後も継続するための活動や、
DX・アジャイル・Withコロナでのプロセス改善活動といった最近の話
題を取り上げます。初めての方もお気軽にご参加ください。

◇一般発表
公募・審査による22件の発表が予定されています。今回も様々な題材
による発表が寄せられました。現場が直面している課題を解決するヒ
ントとなる発表、改善活動に関する知見や経験に関する発表、さらに
は、改善活動を尚いっそう進めていく上での指針を与えてくれる発表
などを予定しています。

◇トーク&納得セッション
聴くだけの一方通行ではなく、双方向の会話やワークショップで「納
得感」をお持ち帰りいただく5つのセッションです。

◇招待講演
タイトル:
2030年を見据えて:最適化されるプロセス・持続可能な計算機自然

講演者:
落合 陽一 氏 (メディアアーティスト)

◇コミュニケーション広場(oVice使用)
SPI Japan 2022の開催期間中、オンラインコミュニケーションツール
を使用して発表者と参加者、参加者同士で気軽に意見交換や雑談がで
きる場を提供します。

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 4. SJ22の歩き方
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SPI Japan 2022は今回で3回目のオンライン開催となります。
参加されるみなさんやスタッフを含めてオンラインでの対応にも大分
慣れてきたかと思います。

さて、7月下旬にプログラムを公開し、参加者募集を開始しております
が、参加申込みはお済みでしょうか?ご検討いただけたでしょうか?
今回はさらにオンラインで交流できる企画など充実したプログラムを
ご用意しておりますので、内容をご確認のうえお早めに参加申込みを
ご検討いただければ幸いです。

以下で各企画の内容を少しだけ紹介します。

◇基調講演
基調講演をお願いした村上さんは、日本におけるTOC(制約条件の理論)
の普及にご尽力されており、TOC導入により多くの企業の改善を行って
いる方です。TOC自体は、マネジメントソフトのべースとして発表され
た後、小説「ザ・ゴール」で具体的なマネジメント方法が描かれたた
めご存じの方も多いかと思います。
長年、多くの企業で改善指導を実施してきた村上さんの経験をもとに
変化の激しい時代の中でカイゼンをつづけるための考えをご講演いた
だくことで、みなさんのカイゼンを進化させるヒントになることを期
待しています。

◇みんなでディスカッション
昨年好評だったオンラインディスカッションを今年も企画しました。
みなさんのカイゼンへの熱い情熱を今後も継続するための活動やDX・
アジャイル・Withコロナでのプロセス改善活動といった最近の話題を
テーマとしてワールドカフェ形式でディスカッションを行います。

◇オンライン懇親会
オンライン開催となってから初となる懇親会(飲み会)を開催します。
懇親会に参加する方はお好きな飲み物や食べ物をご用意いただく必要
があります。(お酒を飲まれる方は1日目の参加を在宅勤務推奨)
懇親会では飲み会用のテーマを設定予定ですので、参加者同士で会話
して交流を楽しみ、盛り上がりましょう!

◇一般発表
今年はオンライン開催後、最多となる22件の事例発表があります。
本発表事例はどれも発表者のカイゼンへの情熱や想いが詰め込まれて
おり、カイゼンを「つづける」気持ちをかきたててくれるはずです。
また、昨年と同様にセッション終了後の発表者交流を設けており、発
表者との交流の場を用意しています。質疑応答時間では聞けなかった
内容や発表者から「ここだけの話」が聞けるかもしれません。
発表者交流によって発表内容をより理解でき発表者との交流を深める
貴重な機会にもなりますので、併せてご参加ください。
なお、許諾いただいた発表については参加者限定で見逃し配信を予定
しています(期間限定)。

◇トーク&納得セッション
今年は5つのセッションをご用意し、双方向の会話やワークショップ
などの体験型のセッションで「納得感」をお持ち帰りいただきます。
今回はJASPICの分科会(人材育成、アジャイル、SPI事例研究)とJASPIC
外の団体(ソフトウェア技術者協会プロセス設計分科会(SIGPD)&派生
開発推進協議会T21研究会、日本SPICEネットワーク)が提供する計5つ
のセッションになります。※参加定員を設けているセッションあり。
申込みは先着順にて締切りますので、お早めにお申込みください。

◇招待講演
招待講演をお願いした落合さんは、メディアアーティスト・研究者・
大学教員・随筆家などマルチに活躍されており、多くのメディアにも
出演されていますのでご存じの方が多いと思います。
我々のプロセス改善の業界とは異業種ではありますが、アーティスト
の側面から広い視点で社会を観察し、将来のデジタル技術がどのよう
に変化してプロセス改善と関わっていくのかをご講演いただきます。
異分野から学ぶことで新たな視点に気付き、未来のカイゼンの方向性
を考えるきっかけとなることを期待しています。

◇コミュニケーション広場
コミュニケーション広場は、昼休みや休憩時間など本会議期間中であ
れば発表者と参加者、参加者同士で気軽に意見交換や雑談ができる場
として自由にご活用いただけます。
なお、1日目は企画(みんなでディスカッション、オンライン懇親会)で
使用していますが、2日目の本会議終了後も利用可能ですので、個別の
オンライン飲み会の会場などでも是非ご活用ください。

以上のようにオンライン開催でも参加者同士のコミュニケーションを
活性化するような企画をご用意しています。参加されたみなさんに充
実した3日間を過ごしていただけるよう、スタッフ一同、準備を進めて
おりますのでSJ22にご期待ください。
スタッフ一同、10月にオンラインでお待ちしています。

※本会議期間中は各プログラムへの入室時のポータルサイトとして
oVice環境を使用します。事前に接続確認をお願いします。
■oViceツアースペース(テスト接続先)
https://tour.ovice.in/lobby/guest

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 5. 参加者の声
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過去のSPI Japanにご参加いただいた皆様からの声を一部ご紹介いたし
ます。

◇基調講演
・多様性を重視し人材の能力を最大限引き出すために必要なこと、考
 え方をとてもよく理解できました。
・バイモーダルな組織、HRTの原則、ラストマン戦略など興味深いお話
 ありがとうございました。再勉強して自職場で実践してみるつもり
 です。

◇みんなでディスカッション
・さまざまな製品分野、立場の方と一度に話せる機会というのは初め
 てでしたので、最初は緊張気味でしたが、皆さんがとてもフランク
 にお話されていて、話しやすい雰囲気を作っていただいてとてもあ
 りがたかったです。
・なかなか社内に相談できる仲間がいないため、今まで気になってい
 たあんなこと、こんなことを少し話しただけで「あるある!」「そ
 うそう、うちも!」というリアクションがいただけたのは、悩んで
 いるのは自分だけじゃないんだと少し安心した面があります。
・「仲間がいるということを実感できる場」として、とても有意義な
 時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

◇一般発表
・デジタライゼーションによる大規模で高速な”すり合わせ”開発の
 実現は納得感のとても高い内容でした。
   -大規模の悩み共感します。
   -すり合わせは悪い文化ではない。
   -設計情報のデジタル化は必要で重要なんです。
・事業革新を見据えた~:弊社と同じような状況から先を進んでおら
 れる事例、とても参考になります
・組織を加速させる~:「自信で納得していることを勧めているか」
 が刺さりました
・同じ品質管理部門としてSAFeの事例は参考になりました。

◇発表者交流
・少人数でいろいろうかがうことができ有意義な時間でした。
・発表者から直接話を聞きたい場合、リアルの場合の順番待ちがなく
 皆一緒に話を聴ける点でオンラインの方が良い面があることが分か
 りました。

◇トーク&納得セッション
・テンプレートに沿ってインタビューをすることで、事例を単なる経
 験談で終わらせないで、中心となる原因や考え方、有効なアプロー
 チなどを確認して、成果へのつながりを確認できることがわかり、
 とても学びになった。
・現状の活動のセルフチェックという発想はなかったです。KPTに限ら
 ず様々なことに応用できると思いました。
・模擬分科会は面白かったです。皆さんの知識の深さが伺えて、自分
 ももっと勉強しなければという気持ちになりました。
・ただ研究するだけでなくフレームワークを作るなど、クリエイティ
 ブな活動をされているというのは初めて知りました。魅力的な分科
 会がいくつもあって、いつか参加できたらいいなと思いました。

◇パネルディスカッション
・20年を俯瞰して改めて気づきもありました。パネリストの皆様あり
 がとうございました。
・プロフェッショナルな方々のご意見や議論を聞ける貴重な機会をい
 ただき、ありがとうございました。なかなか社内でこのような活発
 な議論を聞くことがないため、とても刺激的でした。
・「SPIは現場に出るか、一段高度なスキルを持つ必要がある」は私が
 現場で危機感ととも肌で感じていることだったので、ぞわっとしま
 した。

◇みんなでディスカッション
・人と繋がることで色々な体験を聞くことができた。明日からまた頑
 張ろうと思えた。
・みんな同じことで悩んでいると感じた。一人で悩まなくていいと思
 って安心できた。

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 6. noteとPodcastのご案内
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noteによる見どころ紹介やPodcastによるSPI Japanの紹介(裏話を含め
た参加者/発表者/スタッフなどのインタビュー)もご用意しましたので、
ご確認いただけるとありがたいです。

  ■note:SPI Japan 2022 情報
    https://note.com/note_jaspic/m/m3f53b05c381c
  ■Podcast:SJ裏ちゃんねる
    https://anchor.fm/sjch

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 ◆編集後記
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メルマガ編集担当のA.Kです。
今年の夏休みは皆様いかがお過ごしでしたしょうか。私は今年の夏休
みは北海道に短い旅行に行きました。札幌・積丹半島・富良野などを
回ったのですが、偶然の連続でした。
偶然その1は、会社の後輩が一日違いで北海道旅行の予約をしていたこ
と。会社を休む関係でお互いに北海道に向かうことがわかり、色々情
報交換してから向かうことができました。おかげでウィスキーで有名
な余市に最近ワイナリーが増えてきたとのことも知り、地元のワイン
とおしゃれなランチを楽しむことができました。
偶然その2は行きの飛行機が会社の別部署の先輩と一緒だったことです。
別の旅とはいえ前日に連絡をもらい羽田空港で搭乗までの短い間、互
いの旅の無事を祈る儀式を共にいたしました。儀式の内容は秘密です。
最後の偶然は富良野で訪れました。ラベンダーで有名なファーム富田
で、ホットヨガの仲間に似た方がいたのです。とはいえ、まさかいる
とは思っていなかったので、その場はニアミスで終わったのですが、
帰京後に連絡をもらい、本人だったことがわかりびっくりしました。
偶然の連続はコロナが再拡大しているとはいえ、久しぶりに夏休みの
お出かけをされた方が多く、今回のような結果につながったのかな、
とも改めて思いました。
残り短い夏ですが、皆様お身体にお気をつけてお楽しみください。

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 JASPIC メルマガ 2022年8月号
 発行:日本SPIコンソーシアム http://www.jaspic.org/
 お問い合わせ先:infoAアットjaspic.org
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