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 ◆ JASPIC メルマガ 2020年10月号 ◆
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本メルマガでは、定期的に日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のイ
ベント情報やJASPIC関係者によるコラム等をまとめてお伝えします。

* SPI(Software Process Improvement):ソフトウェアプロセス改善

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 ◆目次
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 1. これから開催するイベント
 2. イベント実施報告:SPIトワイライトフォーラム  2020年9月
 3. コラム:権正 治好 「現場感覚」 
 4. SPI Japan 2020 実施報告
 5. SPI Japan 2021 のご案内
 6. 会員募集

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 ◆1. これから開催するイベント
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●JASPIC例会(JASPIC会員限定です)
  日 時:2020年11月10日(火)
  内 容:1. SPI Japan 2020報告
         2. カンファレンス報告
            ・Euro SPI参加報告
            ・SQiP参加報告
         3. Miro解説
         4. 事例紹介議論の説明
         5. 各社事例紹介
            ・株式会社日立ソリューションズ
            ・株式会社インテック
         6. グループディスカッション

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 ◆2. イベント実施報告:SPIトワイライトフォーラム  2020年9月
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日本SPIコンソーシアム(JASPIC)では、ソフトウェアプロセス改善(SP
I:Software Process Improvement)をテーマに、いろいろな視点/観点
から議論できる場として、トワイライトフォーラムを定期的に開催し
ています。

今回は、「デジタルガバナンス・コードと、IPA「DX推進指標」の分
析結果のご紹介 ~「DX推進指標」の分析結果から垣間見えるDX推進
のポイント~」として、東洋大学の野中誠教授(JASPIC外部理事)にご
講演を頂きました。

2020年5月の「情促法一部改正法」の施行により、「デジタルガバナン
ス・コード」が示されるとともに、DXに関する企業認定制度が開始さ
れました。

また、同じく5月に「DX推進指標」の自己診断結果についての分析レポ
ートがIPAから公開されました。

このように、産業界のDXを促進し支援するさまざまな公的施策は今ま
さに動きはじめており、その最新動向や内容をご紹介頂くと共に、デ
ジタルガバナンス・コードと認定制度概要と、IPAが収集した「DX推進
指標」の自己診断結果について、IPAが実施した分析とは異なる観点か
ら分析されたその結果をご紹介頂きました。

さらに、この結果を踏まえたDX推進のポイントをプロセス改善や品質
保証などの視点から課題提起頂きました。

野中教授は、経済産業省におけるデジタルガバナンス・コードの策定
に専門委員として関わってこられており、まさに中核で活動されたご
経験と幅広い知識を元にしたご講演で、これからのDX時代に対応する
とても示唆に富んだ内容でした。

トワイライトフォーラムでは、JASPIC発信、参加者ニーズ、トレンド
の三つの観点からテーマ選定を行っています。取り上げてほしいテー
マ等ございましたら文末のお問い合わせ先までご連絡ください。

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 ◆3. コラム:現場感覚
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本日コラムを投稿させていただきます。他愛もないエビソードですが、
皆様の活動のヒントになれば幸いです。

長年勤めた会社を退職して二年経過しました。退職後二年間、教育講
師やさまざまな現場を回っていました。その経験から2つのエピソード
をお伝えしたいと思います。

まず、新卒教育。これは4月から6月に行われるもので、ほぼ二か月か
けて中小のSES(システムエンジニアリングサービス)企業のIT経験の
ない新卒社員にJava基礎を教え、開発プロジェクトを体験させ、発表
する研修です。

もともと集合研修だったのですが、コロナの影響により開始三日目か
らリモート授業となりました。私はZoomを使った研修は初めてで最初
は慣れないことで大変でしたが、若い受講生は徐々に慣れていきます。

パソコンをまったく触ったことのない受講生が半分以上います。いま
どきは、スマートフォンだけで論文を書く時代なので、キーボードが
使えません。(キータイピングの練習を毎日行っています。)

このコースではJavaを教えていますが、半分くらいオブジェクト指向
で躓いてしまいます。そこからなんとか簡単なプログラミングができ
るところで一部は現場に配属となります。

コース終盤にある開発プロジェクト演習では4、5人の6グループに分か
れて、要件定義から基本設計、詳細設計、実装、テストとウォーター
フォール型のプロジェクトを体験してもらいます。
うまくいくグループの特徴は、リーダーとメンバーで役割を分けてい
ること、ワイワイガヤガヤと騒がしいこと、目標がはっきりしている
ことです。うまくいかないグループは、目標がはっきりしておらず、
リーダーが全部背負ってしまい、会話がなく暗いところが目につきま
す。出てきた問題をみんなで意見を出し合っているということが大事
だなと思います。

私もいろいろなオフショア開発のプロジェクトを見てきましたが、目
標がはっきりしていることとお互い言い合えることが重要ではないか
と感じています。

2つ目ですが、いろいろな現場でSESの仕事を請け負いました。企業規
模に関わらず、現場はまだまだ勘と経験に頼り、人任せな部分が多い
と感じています。私の体験をいくつか紹介します。

ある企業では、こちらから聞かない限りなにも教えてくれず、新参者
は入っても馴染むのに時間がかかりました。自分で資料を探し出して
なんとか追いつくという感じでした。

また別の企業では、お客様から受け取ったざっくりとしたイメージか
らこちらで推測(想像、創造)してシステム構成を考え、そこから各
フェーズと構成要素ごとの金額、インフラ費用、運用費用など考えら
れるものすべて合算して費用を算出しました。特に苦労したこととし
ては、見積り作業においてガイドラインやテンプレートがなく、勘と
経験を頼るしかなくやり直しの日々が続いたことです。とはいえ色々
な経験をさせてもらったことはとても感謝しています。

企業によって差はありますが、何でもやらなければならないというこ
とと、プロセスや手順を作ることの大事さを痛感しました。

いろいろな現場で仕事をしていると、新しい気づきがあります。
今の新型コロナの状況で、テレワークで仕事をされている方が多いか
と思いますが、プロジェクトの進め方で工夫ができるのではないかと
思います。

P.S.
ある現場ではCMMIの本が本棚の奥にひっそり置かれていました。残念
ながら、今は使われていないようです。

権正 治好

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皆様の活発な投稿をお待ちしております!
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 ◆4. SPI Japan 2020 実施報告
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2020年10月14日-16日で“「エッセンスを読み取る」 ~ そこにある
ものの仕組みとパラメータを知ろう!~”をテーマに SPI Japan 2020
を開催いたしました。一般発表18発表の中から以下の方々が受賞され
ました。(敬称略)

■最優秀賞
  組織全体でのEVMによるプロジェクト進捗管理
     川崎 雅弘(パナソニック アドバンストテクノロジー株式会社)

■実行委員長賞
  データ分析の光と影
    JASPIC Statistical Process Control 分科会
     小室 睦(株式会社プロセス分析ラボ)

■プログラム委員長賞
  プロジェクトに寄り添ったレビュー改善の実践と効果
     久連石 圭(株式会社東芝)

なお、発表資料は11月末を目途にJASPIC Webサイトに掲載いたします。

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 ◆5. SPI Japan 2021 のご案内
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毎年実施しておりますSPIに関する国内有数のイベント、ソフトウェア
プロセス改善カンファレンス(SPI Japan 2021)の開催日と開催場所
が決まりました。

  ■日程:2021年10月6日(水)~8日(金)
  ■場所:朱鷺メッセ(新潟県新潟市)
          https://www.tokimesse.com/
          ※COVID-19などの状況によってオンライン開催なども検討
            します。

皆様からの改善活動の成果や失敗から得た知見などの発表やディス
カッションを予定しております。詳細は追ってご案内いたします。

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 ◆6. 会員募集
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JASPICは、現在、16社の法人会員および個人の会員によって構成され
ています。SPIの技術や活動の進め方を学びたい、議論したいという
法人会員、個人会員を募集しています。
詳しくは、次のサイトを参照してください。

  ■入会について
    http://www.jaspic.org/organization/join_us/
  ■会員と運営体制
    http://www.jaspic.org/organization/members/

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 ◆編集後記
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メルマガ編集担当のA.Kです。
今年のSPI Japanは初のオンライン開催でした。今年も参加していただ
いた皆様、ありがとうございました。例年と違う開催方式でしたが、
いかがだったでしょうか?本来ならば、今年は静岡県の沼津で開催予
定でした。沼津開催を楽しみにされていた方も多くいらっしゃったか
もしれません。私も沼津開催を楽しみにしていた1人です。沼津に限ら
ず、開催地に行って参加者の皆さんと交流する、ご当地のものを感じ
る・触れる・食す・嗜むというのは楽しみの1つになっています。
沼津に行っていたら金目鯛を食べていたに違いない!と思い、金目鯛
の干物(沼津産)を買ってSPI Japan開催中の夕食に自宅で焼いて食べま
した。お陰で少しだけ沼津気分に浸ることができました。
ところで、金目鯛って深海魚だとか。勝手なイメージで、深海生物は
白っぽいものや地味な色のものが多いと思っていました。実際には赤
い色のものが多いようです。目が大きなものが多いのも特徴らしいで
す。確かに金目鯛は赤い色で、目も大きいですね。
今度はGo To トラベルを利用して、沼津で金目鯛のお刺身や煮つけを
食べたいと思います。来年は通常開催になることを祈って。

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 JASPIC メルマガ 2020年10月号
 発行:日本SPIコンソーシアム http://www.jaspic.org/
 お問い合わせ先:infoAアットjaspic.org
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