━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ JASPIC メルマガ 2013年2月号 ◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本メルマガでは、定期的に日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のイ ベント情報やJASPIC研究員によるコラム等をまとめてお伝えします。 * SPI(Software Process Improvement):ソフトウェアプロセス改善 ─────────────────────────────── ◆目次 ─────────────────────────────── 1. これから開催するイベント 2. 分科会の紹介:プロダクトライン分科会 3. コラム:林 好一(SRA) 「革新と人材育成とプロセス改善」 4. SPI Japan 2013 のご案内 5. 会員募集 ─────────────────────────────── ◆1. これから開催するイベント ─────────────────────────────── 下記イベントの開催報告が JASPIC Web ページに掲載されています。 是非ご一読ください。 ●SPIトワイライトフォーラム 「ソフトウェアプロダクトライン開発における導入時の課題」 ~ 派生開発との違い、部分適用のやり方、構成管理など ~ http://www.jaspic.org/modules/event/index.php?content_id=30 発表者:遠藤 潔、林 好一(JASPICプロダクトライン分科会) 日時:2013年3月6日(水) 18:30-20:30 場所:JR品川イーストビル 株式会社日立ソリューションズ本社別館 ホールA http://www.hitachi-solutions.co.jp/company/access/map_kounan.html ●JASPIC例会(JASPIC研究員限定です) 日時:2013年2月20日(水) 内容:1.会員企業の事例発表 「PSP/TSPの社内導入事例」 三菱スペース・ソフトウエア株式会社 2.分科会による活動紹介 3.外部講師によるご講演 「やわらかなイノベーションの行為とソフトウェアプロセス」 阪井 和男 教授(明治大学) ─────────────────────────────── ◆2. 分科会の紹介 ─────────────────────────────── JASPICでは、あるテーマに対して興味を持つメンバが集まり、一年間 にわたって議論する場として12の分科会が活動しています。その中か ら今回は、プロダクトライン分科会の紹介をさせていただきます。 ●プロダクトライン分科会 プロダクトライン分科会は、その名の通り「ソフトウェアプロダクト ライン」に興味を持つ研究員が集まり、2005年から活動を続けていま す。現状、10名の研究員が所属し、年度の初めに決めた活動テーマに 沿って、各自が本業の傍ら調査検討した結果を持ち寄り、2ヶ月に1回 程度集まって議論を交わすことで、新たな知見を獲得し、プロダクト ラインへの理解を深めています。 その成果は、直接間接に自らの業務に活かすだけでなく、JASPIC内に 展開するとともに、JASPICが開催する外部向けセミナーにて積極的に 発信しています。今回、本メルマガにてご案内しているSPIトワイラ イトフォーラムでの発表も、その活動の一環です。 今までの活動内容を振り返りますと、当初は、プロダクトラインに関 わる外国書籍や文献の勉強会から始め、次第に、具体的な事例調査に よる本質の理解へと進み、さらに、実際にプロダクトラインに取り組 むための経営者への提案の仕方や、導入の過程に於いて注意すべきポ イントの検討へと活動内容が移って参りました。 分科会メンバの経験や知見を活かした会合の場での議論を通じ、新た な理解を得て、今まであまり触れられていなかった観点からプロダク トライン開発の様々な姿と問題点について検討を進めております。そ の一例として、グループ会社で分担してプロダクトライン開発に取り 組む場合の注意点や、組織文化の違いや改善活動の経験がプロダクト ライン導入戦略に与える影響、派生開発とプロダクトライン開発の差 異など、いくつかの知見がこれまでに得られております。 これから積極的に成果の公開を進めていく所存ですので、JASPICのウ ェブサイトを時々ご確認いただければ幸いです。 http://www.jaspic.org/modules/profile/index.php?content_id=11 ─────────────────────────────── ◆3. コラム:「革新と人材育成とプロセス改善」 ─────────────────────────────── 最近、フェースブックで慶應義塾の白坂成功先生が「イノベーション はマネジメント可能なのか」という題材で講演したという記事を読み ました。革新はマネジできるんでしょうか? 実は数年前にイノベーション・マネジャという肩書きを持つ人と話し たことがあり、そのお仕事はこんな風なのだという理解にいたりまし た。マネジメントがイノベーションを創出することはできない。けれ ども、その芽が出やすく、出たら見つけやすく、見つけたら育ちやす くする環境を整え、維持していくことはできると。以前から「人材育 成」に関して考えていたことと妙に符合したので、よく覚えています。 人は育つだけ。ただ、育ちやすい環境を整えることはできる。似てい ると思いませんか? そして、プロセス改善にも、とてもよく似たことが言えると思うので す。SEPG や PMO や 品質保証部門が、ソフトウェアや製品を作って いるチームに対してできる最良のことは、チームの代わりにプロセス を定義することではなく、チームを批判することではもちろんなく、 チームが自分達でより良くなっていくように、お膳立てをする(環境 を整える、道具を示す)ことだと思うのです。 プロセス改善では、「変える」というのは「変わる」ことの結果で、 誰かが何かの力で変えるんではないよなあ、ということを、フェース ブックで思い出したのでした。 林 好一(SRA) ─────────────────────────────── ◆4. SPI Japan 2013 のご案内 ─────────────────────────────── 毎年実施しておりますSPIに関する国内有数のイベント、ソフトウェア プロセス改善カンファレンス(SPI Japan 2013)の開催日と開催場所 が決まりました。 ■日時:2013年10月16日(水)~18日(金) ■場所:タワーホール船堀(東京) http://www.towerhall.jp/ 今までの活動成果や失敗から得た知見、現在進めている活動で紹介・ 議論したい内容などがあれば、奮ってご応募ください。発表募集開始 は3月下旬、発表募集締め切りは6月上旬の予定です。詳細は追ってご 案内いたします。 ─────────────────────────────── ◆5. 会員募集 ─────────────────────────────── JASPICは、現在、18社によって構成されています。SPIの技術や活動の 進め方を学びたい、議論したいという法人会員を募集しています。 詳しくは、次のサイトを参照してください。 ■入会について http://www.jaspic.org/modules/profile/index.php?content_id=5 ■会員企業と運営体制 http://www.jaspic.org/modules/profile/index.php?content_id=10 ─────────────────────────────── ◆編集後記 ─────────────────────────────── メルマガ編集担当のA.Kです。2月になりましたが、未だお正月太りが 解消されていないのが、私だけでないことを祈りつつ、今回はダイエ ットについて記載します。 皆さんご存知の通り、ダイエットは摂取カロリー<消費カロリーであ ればよいのです。食べる量を減らすか、運動するか、悩むところです が、運動だけで1Kg減らす場合、7000キロカロリー消費する必要があ るそうです。70Kgの人が7000キロカロリー消費するには、100Km走る ことになります。逆に、食べる量を減らす場合、栄養素が不足すると 太りやすい体質になることがあり注意が必要です。また、食べる量を 減らしても、運動を始めても、続けられなければいずれまた体重は増 加します。やはり、食事の質の見直しと、続けられる運動の両方を組 み合わせる必要があるようです。どんなに情報を集めても、これを書 きながらスナック菓子を頬張っている間は、無理だな~っと認識はし ているA.Kでした。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JASPIC メルマガ 2013年2月号 発行:日本SPIコンソーシアム http://www.jaspic.org/ お問い合わせ先:infoAアットjaspic.org ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━