━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ JASPIC メルマガ 2020年8月号 ◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本メルマガでは、定期的に日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のイ ベント情報やJASPIC研究員によるコラム等をまとめてお伝えします。 今回は、10月開催の SPI Japan 2020 (SJ20)特集です。 * SPI (Software Process Improvement):ソフトウェアプロセス改善 ─────────────────────────────── ◆目次 ─────────────────────────────── 1.開催のご案内 2.プログラム概要 3.SJ20の歩き方 4.参加者の声 5.今後のスケジュール ─────────────────────────────── 1. 開催のご案内 ─────────────────────────────── SPI Japan 2020 ソフトウェアプロセス改善カンファレンス2020を開催致します! ・日程:2020年10月14日(水)10:00 ~ 10月16日(金)16:30 ・場所:オンライン開催 ・主催:日本SPIコンソーシアム (JASPIC) ・後援:独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA) ソフトウェア技術者協会 (SEA) 日本SPICEネットワーク 一般財団法人 日本科学技術連盟 (JUSE) 一般社団法人 PMI日本支部 派生開発推進協議会 (AFFORDD) Agile Japan ・参加費(税込):¥19,800- 本カンファレンスの今年のテーマは、 「エッセンスを読み取る」 ~そこにあるものの仕組みとパラメータを知ろう!~ です。 SPI Japan では多くの事例が発表されます。また基調講演など他の講 演でも、様々な考え方が披露されます。それらの多くは、皆さんのお 仕事に直接適用できないかもしれません。でも、ちょっと考えてみて ください。どんな情報でも、何かしら、皆さんのプロセス改善活動に 関係している筈です。データそのものではなく、何故そのデータを採 ろうとしたのかという考え方(仕組み)や、失敗例でもその中のどの 要素(パラメータ)がどう絡み合って失敗したのかは、大変参考にな る情報です。「エッセンスを読み取る」というテーマは、こうした、 表面上の表現にだわることなく、そこにある活用可能な情報を抽出し て自分の活動に活かしてほしいという、私達の願いなのです。 活用可能な情報は、「ん?似てるかな?」と思うところから始まりま す。自分の仕事の課題に似ている、状況が似ている、適用した方法が 似ている等、ちょっとした共通点が見えたりするのです。それは、見 る角度を変えてみたり、一歩離れて俯瞰してみたりすると得られるこ ともあります。そこから、何が似ていて何が違うのかに思いを至らせ、 違いを説明できる枠組みを考え、その枠組みにある変動要素を考える と、違って見えたのはパラメータであり、枠組み自体は自分の課題に 当てはめて考えることができたりするのです。 方法論は既に抽象化された、つまりは、エッセンスです。そこにパラ メータを当てはめなくては、実際には使えません。事例はさらに一旦 エッセンスを捉えて抽象化しなくては、自分の課題に活用することは できません。今回は是非、「違って見えるが根本は似ているかもしれ ない」という目で、各講演と発表を見てみてください。 ─────────────────────────────── 2. プログラム概要 ─────────────────────────────── ◇基調講演: タイトル: 目的を実現する仕組みをデザインする ~アーキテクチャから理解する「仕組み」の考え方~ 講演者: 白坂 成功 氏 (慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント 研究科 教授) ◇一般発表: 公募・審査による18件の発表と、JASPIC分科会の発表が予定されてい ます。今回も様々な題材による発表が寄せられました。現場が直面し ている課題を解決するヒントとなる発表、改善活動に関する知見や経 験に関する発表、さらには、改善活動を尚いっそう進めていく上での 指針を与えてくれる発表などを予定しています。 ◇ミニ講演&みんなで納得セッション <共通テーマ> IT新時代を牽引するニュータイプになろう! ~Withコロナでも大丈夫! 必要とされる改革・変革とは?~ ※ニュータイプ:改革・変革に適応できるリーダやエンジニア 前半の「ミニ講演」では4名の講師がそれぞれの専門的な立場から講 演を行います。 後半の「みんなで納得セッション」では、皆さまからいただいた講演 内容への質問やご意見をもとに講師陣による回答とディスカッション を行い、「納得感」をお持ち帰りいただくためのセッションです。 ─────────────────────────────── 3. SJ20の歩き方 ─────────────────────────────── SPI Japan 2020の実行委員長の林好一です。SPI Japanが近付いてま いりました! 今年は会場に足を運んでいただくのではなく、遠隔開催としましたが、 今回も上にご案内したような充実したプログラムが組めましたので、 以下にご案内いたします。 ★基調講演 白坂先生はシステム工学がご専門ですが、さらに経営、イノベーショ ンの起こし方、人の心の動きのデザイン、地域活性化の方法論等の研 究テーマを手がけてこられ、正に八面六臂の活躍をされています。こ れら一見関連のないような分野での研究には、今回のSJのテーマであ る抽象化が鍵になっています。一つのことの原理原則をつかみ、それ を他のことに応用する。そしてまた新たな発見をして、別の分野に応 用する。 皆さんも、ご講演によってその真髄に触れ、続く一般発表の事例から ご自身の役に立つ原理原則を読み取ってください。 ★一般発表 今回はシングルトラックで一般からご応募いただいた発表を構成しま した。関心のある発表が同じ時間に重なってしまってどちらを聴こう か迷うことはありません。是非すべてを視聴してください。内容は、 リスク管理、ツール紹介、働き方、チーム活性化、人材育成・自己成 長、プロジェクト支援、品質改善、アジャイル開発、顧客満足、モデ ル適用、そして抽象化・アナロジー・具象化です。 JASPICからの発表として、普段はクローズドな活動である分科会から の発表もあります。 ★ミニ講演&みんなで納得セッション 新しい試みです。これまでは各分野のエキスパートをお招きしてパネ ル討論や講演を配していた枠で、今回は短めの講演を4本お願いしま した。 その後に、ウィズコロナも前提とした「これから」に関して、講演者 の皆さんに意見交換をしていただきます。 形式は変わりましたが、経験豊富な方々をお招きしたことは変わりま せん。話題としてはIoT、AI、DX、Society5.0、アジャイル開発、プ ロジェクトマネジメント、そしてエンジニアリングにも及ぶ筈です。 講演、意見交換ともに、ご期待ください。 ★スタッフ 普段は内輪の話は公の場ではあまりしないのですが、今回は話させて ください。遠隔開催が決まってから、準備のための過去ノウハウが使 えず、課題の解消やリスクの管理にプログラム委員会一同、一から取 り組んできました。実行委員長として、委員全員を誇りに思います。 もし、ご参加に際して特に気になることなく視聴していただけたとし たら、それはスタッフの頑張りが寄与していることを、どうぞ思い出 してください。 ─────────────────────────────── 4. 参加者の声 ─────────────────────────────── 昨年のSPI Japanにご参加いただいた皆様からの声を一部ご紹介いた します。 ◇基調講演 ・インタビューやアンケートだけでは不十分であることもわかった。 現場業務改善を行う上でのファーストステップとしてとても有効な ものであり、実践を検討したい。 ・飽和状態となった改善サイクルの打破になるかもと思った。 ◇一般発表 ・プロジェクト管理、チームビルディング、品質向上の事例として大 変参考になった。自身の担当業務や課題にも応用できると思う。 ・ユーザをスクラムチームに巻き込む手法はあらゆるテーマに適用で きそうな気がする。 ・具体的、論理的で非常にわかりやすく、ためになりました。 ・メトリクスの例が参考になった。 ・国際交流をもっと今後広めて頂きたいと思います ◇招待講演 ・基調講演とあわせて聞くと、さらに多くの気づきが得られて大変良 かった。 ・具体・抽象/類推というシンプルなテーマの中で、様々な話題があり、 理解もしやすく、とても良かった。その中で、PM/SEPGも意識されて いて、驚きになっています。 ─────────────────────────────── 5. 今後のスケジュール ─────────────────────────────── 現在、参加者募集中です! http://www.jaspic.org/events/sj/spi_japan_2020/ 2020年10月9日(金)または定員に達した段階で申し込み受付を終了いた します。 皆様のご参加を心よりお待ちしております! ─────────────────────────────── ◆編集後記 ─────────────────────────────── メルマガ編集担当のA.Kです。 新型コロナウイルスの影響により、テレワークが始まってから半年が 経ちました。先日久しぶりに事務所への連続出勤となりましたが、朝 早く起きてお弁当を作って、予定の電車に乗るといった、今まで当た り前にしていたことが思ったより大変でした。今までも月1回程度の 出社はありましたが、涼しい中、午後のみ出勤がほとんどで、お散歩 気分で会社までの道のりを移動しており、フル出社且つ連続且つ真夏 は結構こたえました。ただ、プライベートとの境目がはっきりしてお り、帰ったぞ!という意識と相まって、暑い場所から帰ってきた後に 涼しい部屋で飲むハイボールが最高でした! テレワークになってからは、ウイスキーをハイボール以外で飲んでみ ようということでまだそれなりに涼しい時には、ホットウイスキーに したり、コーヒーで割ってみたりカウボーイと呼ぶそうですが牛乳で 割ってみたり、豆乳やカルピスで割ってみたり・・・色々試しました が、やっぱりハイボールが一番ということで、戻ってきました。 ちなみに、ウイスキーを飲んでいる理由が、糖質がないから。だった ことを思い出し、色々混ぜたら結局糖質を取ることに気が付きました (笑)ウイスキーも好きですが、一番好きなのは日本酒なので、ウイ スキーに色々混ぜて実験するくらいなら、日本酒に移行してもいいの では?と別の思考にもなりつつあります。 暑い日が続いていますが、水分を取って(アルコールは適していませ んが・・・)夏を楽しみつつ乗り切りましょう! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JASPIC メルマガ 2020年8月号 発行:日本SPIコンソーシアム http://www.jaspic.org/ お問い合わせ先:infoAアットjaspic.org ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━