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 ◆ JASPIC メルマガ 2018年8月号 ◆
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本メルマガでは、定期的に日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のイ
ベント情報やJASPIC研究員によるコラム等をまとめてお伝えします。

今回は、10月開催の SPI Japan 2018 (SJ18)特集です。

* SPI (Software Process Improvement):ソフトウェアプロセス改善

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 ◆目次
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 1.開催のご案内
 2.プログラム概要
 3.SJ18の歩き方
 4.参加者の声
 5.今後のスケジュール

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 1. 開催のご案内
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SPI Japan 2018
ソフトウェアプロセス改善カンファレンス2018を開催致します!

・日程:2018年10月10日(水)13:00 ~ 10月12日(金)12:00  本会議
        2018年10月12日(金)13:30 ~ 16:30  チュートリアル

・場所:ウインクあいち(愛知県名古屋市)
          http://www.winc-aichi.jp/
・主催:日本SPIコンソーシアム (JASPIC)
・後援:独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
        ソフトウェア技術者協会 (SEA)
        日本SPICEネットワーク
        一般財団法人 日本科学技術連盟 (JUSE)
        一般社団法人 PMI日本支部
        派生開発推進協議会 (AFFORDD)
        Agile Japan
・参加費:本会議:¥32,400-、チュートリアル:¥16,200-

本カンファレンスの今年のテーマは、

   「挑む」 ~ Chance Challenge Change ~

です。 

SPI Japanで挑戦(Challenge)し、さらに飛躍し自ら変わる(Change)機
会(Chance)にしていただきたい。
そのような想いを込めて本テーマとし、様々な企画を用意しておりま
す。

SPI活動はソフトウェア開発に関するプロセス改善活動から端を発し
ていますが、人、技術(ツール)、プロセスが三位一体となって、改善
されなければ開発現場は良くなりません。
さらに、ソフトウェア開発だけでなくシステム開発全体の最適化が重
要なことを、私たちは知っています。

SPI Japanには多様な視点の知識、知恵、経験が溢れています。
そして、SPI Japanは全ての参加者(運営側も)がお互いを高め合える
場所です。
改善に関わる参加者の方々全員でWin-Winの関係を作りましょう。
それがきっと、皆様や皆様の現場に還元されると信じています。

皆様の参加申し込みを心よりお待ちしております。

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 2. プログラム概要
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★本会議
◇基調講演:
タイトル:
破壊的イノベーション時代を切り開くプロジェクトマネジメント

講演者:
神庭 弘年 氏(神庭PM研究所)

概略:
PMI(※)における最前線の議論(Disruptive EraのProject Management)
を踏まえ今後のプロマネのありかたを議論します。
※ PMI(Project Management Institute)日本支部
https://www.pmi-japan.org/


◇一般発表:
公募・審査による32件の発表です。
今回も様々な題材による発表が寄せられました。
現場が直面している課題を解決するヒントとなる発表、改善活動に関
する知見や経験に関する発表、さらには、改善活動を尚いっそう進め
ていく上での指針を与えてくれる発表などを予定しています。

◇トーク&納得セッション:
聴くだけの一方通行ではなく、双方向の会話やワークショップで「納
得感」をお持ち帰りいただくセッションです。
6つのテーマから1つのテーマを選び、ご参加ください。

1 コミュニケーションプロセスを改善! 傾聴力の高め方
2 Automotive SPICE3.1およびAutomotive SPICEガイドラインの紹介
3 できると思っていたのにできなかった。。。隠れた思いに気づこう!
4 「幸せなエンジニアのつくり方」
  ~得た知見をカイゼンに結び付けよう!~
5 XDDPゲーム
  ~派生開発手法「XDDP」の原理をゲーム感覚で理解できる
    ワークショップ~
6 ゲーミフィケーション活用によるSEPG育成ワークショップ
  ~ゲームの力を仕事や人材育成に活用しよう!~

◇意見交換会:
今年も恒例のワールドカフェ形式の意見交換を行います。
本カンファレンスで見聞きしたホットな話題も含めて、初対面の方々
と共に意見交換してみませんか?
SPIを通じて集まった人同士の交流の機会としてお楽しみください。
別途\1,000の参加料でフリードリンク(アルコール含む)/お食事をご
用意いたします。参加料は当日意見交換会会場でお支払いください。

<ワールドカフェ>
ワールドカフェとは「知識や知恵は、機能的な会議の中で生まれるの
ではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築く
ことが出来る『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考え
方に基づいた話し合いの形です。

◇招待講演:
タイトル:
開発現場で変革/イノベーションを起こすためには

講演者:
ピョートル・フェリクス・グチバチ 氏
(プロノイア・グループ株式会社 代表取締役/モティファイ株式会社
 取締役)

概略:
元Googleの人材開発を手掛けられたピョートル様に開発現場の変革/
イノベーションをどう起こしていくのか?どうリーディングしていく
のか?を講演いただきます。

★チュートリアル
毎年ご好評をいただいておりますチュートリアル企画を今年は2コマ
用意いたしました。チームの活性化方法やコンテキスト(前提)を意
識する方法など改善活動に必要な知識やスキル・活動のヒントを、
ワークショップ形式の演習を通じて体験/実感していただきます。

チュートリアルA 
『 あなたのチームはMJTKができていますか?
 ~チームの活性化方法~』

チュートリアルB
『 事例コレクターになっていませんか?
 ~コンテキストを意識して他事例からうまく学ぼう~』

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 3. SJ18の歩き方
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実行委員長の緒方勝です。
さあ、SPI Japan 2018 開催もすぐそこまで迫ってきました。
8月初旬にプログラムを公開し、参加者募集を開始しておりますが、
参加をご検討頂けましたでしょうか。

今年 SPI Japan は初めて名古屋で開催されます。
プログラム委員会では、名古屋の地で、ご参加頂く全ての皆様が、心
から楽しみながら、多くの気付きや学びを得てもらえるように、全力
で準備を進めております。

今年も SPI Japan はどこのカンファレンスにも負けない充実した内容
をお届けしますので、ぜひお越しください。

以下には、精いっぱい準備中のチームリーダの気合いの入った声をお
届けいたします。

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【基調講演】チームリーダ  権正 治好
タイトル:破壊的イノベーション時代を切り開くプロジェクトマネジ
メント

今回の基調講演は、神庭PM研究所の神庭 弘年氏に講演をお願いして
おります。神庭氏は、現在、PMI日本支部監事として活躍しておられ
ます。現在、AIやIoTなどの大きな変化に対応しスピードを求められ
ており、また、開発スタイルの変革が必要となっています。最前線の
議論を踏まえながら今後のプロマネのありかたを参加者のみなさんと
議論できることを期待します。

【本会議】チームリーダ  中村 淳
今年の一般発表も、多数の素晴らしい応募をいただくことができまし
た。いずれも甲乙つけがたいものばかりでしたが、その中でも、皆様
の「挑む」気持ちをかきたてるようなものを厳選してお届けいたしま
す。
今年は3トラック同時並行で開催いたします。定番の「人材育成」、
「プロセス改善」、「プロジェクトマネジメント」、「モデル活用」
に加え、「エンジニアリング改善(要求・設計)」、「エンジニアリン
グ改善(ソースコード)」「エンジ二アリング改善(テスト)」の発表も
準備いたしました。上記の7分野32発表の中からお選びください。
例年以上に選択の幅が増えて、皆様にご満足いただけるものと信じて
おります。是非ご参加ください。

【トーク&納得セッション】チームリーダ  田村 直樹
ワークショップなどの体験型のセッションで「納得感」をお持ち帰り
いただきます。
「コミュニケーション」、「Automotive SPICE」、「車載ソフトウェ
ア開発プロセス」、「SPIアイデアソン」、「隠れた思い(前提、制約
、思い込み)に気づく方法」、「派生開発手法」、「XDDP」、「SEPG育
成」、「ゲーミフィケーション」、「傾聴力」、「幸せなエンジニア」
などなど、気になるキーワードがあるのではないでしょうか?
これらのキーワードを含む、6種類のテーマのセッションを実施します。
参加申し込み画面で、1つのテーマを選び、ご参加ください。
満席となった場合は、申し込みの先着順にて締め切りますので、お早
めにお申し込みください。

【意見交換会】チームリーダ  田村 直樹
カンファレンス2日目の夜、お食事をしながら、お酒を召し上がりなが
ら、気軽に参加者が交流できる場をご用意しました。
ワールドカフェの手法を利用して進行しますので、初対面の方どうし
でも楽しい雰囲気で会話が楽しめると思います。
当日、みなさんと楽しい意見交換ができることを楽しみにしています!

【招待講演】チームリーダ  権正 治好
タイトル:開発現場で変革/イノベーションを起こすためには

今回は招待講演として、プロノイア・グループ株式会社 代表取締役の
ピョートル・フェリクス・グチバチ氏に講演をお願いしております。
ピョートル氏は、元Googleで人材開発を手掛けられておられました。
開発のプロセス改善やエンジニアリング以外の視点から開発現場の変
革/イノベーションをどう起こしていくか?どう現場を本気にするか?
それらについて、参加されるみなさんと語れることを期待します。

【チュートリアル】チームリーダ  林 好一
今年は改善従事者の方にもエンジニアや管理者の方にも参加していた
だけるテーマを用意しました。チームが活性化しない、みんながつい
て来ないなどの悩みを持ったことはありませんか? 協同で何かを成し
遂げる時には何が必要なのかを知り、それを実践できるようになるた
めのチュートリアルが一つあります。また、SPI Japan のような場で
は多くの事例に触れることができるのですが、事例はそのままでは自
分たちの状況に適用できないことがあります。何がその事例を成り立
たせているのかを考える方法を身に付けるためのチュートリアルがあ
ります。是非詳細をお確かめの上、参加をご検討ください。

【当日管理(会場運営)】チームリーダ  武田 治紀
今年の会場「ウインクあいち」は、名古屋駅より徒歩5分とアクセス抜
群で新しく綺麗な会場になります。会場近くには多くの飲食店があり
ますので、本会議終了後に名古屋の美味しい物を食べながら、会場で
知り合った方々と議論を深めてみてはいかがでしょうか。
ただし、10/11(木)は是非「意見交換会」にご参加いただき議論を!
SPI Japanの会場運営では、ご参加のみなさまに快適に過ごしていただ
けるように、毎年の小さな改善をひとつひとつ積み重ねています。
スタッフ一同、みなさまのお越しをお待ちしております。
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さあ、各リーダお薦めの見所・聞き所が、少しでも伝わりましたでし
ょうか?

どのプログラムも、SEPGやSQAなど、ソフトウェアプロセス改善に日々
取り組まれている方はもちろん、実際のソフトウェア開発に携われて
いるエンジニアの方にもご満足いただける内容となっておりますので、
どうぞご期待ください。

また、カンファレンスの各セッションやアフターで、各社・各所から
集う "素敵な仲間" との交流、ふれあいも、とても大切なお薦めポイ
ントです。名刺を多めにご持参いただくとよいかもしれません。

お越し頂いた皆様には、SPI Japan で挑戦(Challenge)し、さらに飛躍
し自ら変わる(Change) 機会(Chance)にしていただきたい。

皆様のお越しをプログラム委員会一同、心よりお待ち申し上げており
ます。

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 4. 参加者の声
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昨年の SPI Japan にご参加いただいた皆様からの声を一部ご紹介い
たします。

◇基調講演
・先端の研究内容をおもしろく、わかりやすく聴くことができ満足で
  す。リーダーがアイデアを出し続ける、徹底的に考え抜くことは我
  々の業務もそうあるべきだと共感しました。
・とても楽しい講演でした。1000年後の未来についてはちょっとゾッ
  としましたが、そんなに先でもないので。アンドロイドが人間の感
  情にこれほど影響を与えていることに驚きながらも納得しました。
  子供たちへの学習効果については、なるべく早く実用化していただ
  きたいです。利用したいです。

◇一般発表
・プロセス改善活動の難しさや苦労について共感できる点が多かった
  です。
・「なぜ」をしない「なぜなぜ」は面白いと思いました。自社への展
  開を検討したいと思います。
・アジャイルの普及・試行が、品質を厳しく求める分野でもされてい
  ることを実感した。いつまでもWFでは取り残されると思う。
・スクラッチ開発力の低下は同意見。だたアーキテクチャドキュメン
  トは難しい。製品の差別化のためにポートフォリオ分析で、軸を変
  えるところが良かった。

◇トーク&納得セッション
・PFDを知らずに参加したが面白い手法だと思う。自部門に紹介してみ
  たい。
・様々な立場でいろんな意見を伺えた。現場ではなく手さぐりでやっ
  てきた取り組みやSEPGとしての考えが間違ってなかったと分かり、
  良かった。
・「なぜ忙しいのか」の理由をつきつめて考えたことがありませんで
  した。演習の方法を使って、今の状況を変えることができる方法を
  見つけたいと思います。

◇意見交換会
・ワールドカフェが楽しかった。たくさんの方々とお話しし、意見交
  換ができた。
・自分の意見を述べることが苦手なので、始まる前まではどうしよう
  と不安でした。実際はすんなりと発言することができ、雰囲気がと
  ても良かったので楽しめました。

◇チュートリアル
・イノベーションフレームワークは、いろいろな所で使えるツールだ
  なと思いました。
・職場に戻って、試行してみます。実際に使われている手法というこ
  とで自信を持って活用できます。

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 5. 今後のスケジュール
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現在、参加者募集中です!
http://www.jaspic.org/events/sj/spi_japan_2018/

2018年10月5日(金)または定員に達した段階で申し込み受付を終了いた
します。特にチュートリアルは、募集枠が本会議よりかなり少なく、
早期に定員に達することが予想されますので、お早めにお申し込みく
ださい。
皆様のご参加を心よりお待ちしております!

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 ◆編集後記
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メルマガ編集担当のA.Kです。
今年の夏は全国各地で記録的な猛暑が続き、寝苦しい夜を過ごしてい
る人も多いのではないでしょうか。
ところで、夜のエアコン対策、「付けっ放し寝る」派、「タイマーで
切る」派、「付けない」派などに分かれると思いますが、みなさんは
どのようにして過ごしていますか?
私はタイマーで切るようにしていましたが、さすがに今年の猛暑では
切れた後に汗だくで起きたり、眠りが浅かったりで、困っていたとこ
ろ、とある睡眠の専門家のサイトでは、「付けっ放しが良い」という
ことが書かれているではないですか。
専門家曰く、体内深部の温度が下がることで深い眠りにつけるという
ことで、エアコンの付けすぎは体に悪いから・・・と無理に止めるので
はなく、寒くなりすぎない温度に設定することが快眠のポイントだそ
うです。ただし、表面温度は冷えやすいので、肩を出したりせず、長
袖・長ズボンを履いて寝ると更に良いとのこと。早速、実践中です。
8月も残すところあと僅かとなりますが、体調を崩さず、暑い夏を
乗り切りましょう!

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 JASPIC メルマガ 2018年8月号
 発行:日本SPIコンソーシアム http://www.jaspic.org/
 お問い合わせ先:infoAアットjaspic.org
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