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 ◆ JASPIC メルマガ 2016年8月号 ◆
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本メルマガでは、定期的に日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のイ
ベント情報やJASPIC研究員によるコラム等をまとめてお伝えします。

今回は、10月開催の SPI Japan 2016 (SJ16)特集です。

* SPI (Software Process Improvement):ソフトウェアプロセス改善

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 ◆目次
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 1.開催のご案内
 2.プログラム概要
 3.SJ16の歩き方
 4.参加者の声
 5.今後のスケジュール

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 1. 開催のご案内
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SPI Japan 2016
ソフトウェアプロセス改善カンファレンス2016を開催致します!

・日程:2016年10月12日(水)午後 ~ 10月14日(金)午前 本会議
    2016年10月14日(金)午後  チュートリアル

・場所:富山国際会議場(富山県富山市)
          http://www.ticc.co.jp/
・主催:日本SPIコンソーシアム (JASPIC)
・後援:独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
    富山市
    ソフトウェア技術者協会 (SEA)
    日本SPICEネットワーク
    一般財団法人 日本科学技術連盟 (JUSE)
    一般社団法人 PMI日本支部
    派生開発推進協議会 (AFFORDD)
    Agile Japan

本カンファレンスの今年のテーマは、
 「はじめる!」 ~その力がここにある!~
です。

「現状を変えたい!」「変えてみたい!」でも、「その一歩が踏み出
せない」そんな悩みを抱えている方々も多いのではないでしょうか。
そんな悩みを持った方々が、SPI Japanをきっかけに、同じ志を持つ
仲間を見つけ、「一歩を踏み出す」「何かを始める」「さらにステッ
プアップする」。
そのための力を、本カンファレンスで体感し、実践するための源泉と
していただければと想い、テーマ設定致しました。

SEPGやSQAの皆様はもちろん、開発現場のエンジニアの皆様にもご満
足いただける事例や企画を多数用意しております。
皆様のご参加を心からお待ちしております。

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 2. プログラム概要
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★本会議
◇基調講演:
アジャイルはエンジニアリングかプロセスか、あるいは新思想か?
~水と油と醤油の混ざり方~

講演者:
株式会社永和システムマネジメント代表取締役社長
株式会社チェンジビジョン 代表取締役社長
平鍋健児氏

◇一般発表:
今回も様々な題材による事例が寄せられました。
公募・審査により、「アジャイル普及/プロセス活用①」「アジャイ
ル普及/プロセス活用②」「モデル活用」「分析/予測モデル」「定量
的品質管理」「SQA/品質改善」「プロセス構築/改善活動」「自律改
善/現場力」「ツール活用/自動化」の9つの項目から合計33事例の発
表になります。

◇アジャイル開発行動展示 New!
会場の一角で2日間実際にアジャイル開発を行います。見学自由!
プロセス面、プロダクト面など、様々な観点からアジャイル開発の
雰囲気を身近に感じることで、理解を深めていただきたいと思い
ます。

◇トーク&納得セッション:
テーマに沿って、参加した皆様全員でのフリートークを行います。
今回は6つのテーマを予定しています。

◇意見交換会:
今年は恒例のワールドカフェ形式の意見交換に加えて、
SPI Japan初企画である「アジャイル開発行動展示」からの結果速報
を行う予定です。これら本カンファレンスで見聞きしたホットな話
題について積極的に意見交換してみませんか。
別途\1,000-の参加料でフリードリンク(アルコール含む)/お食事を
ご用意いたします。
参加料は当日意見交換会会場でお支払いください。

◇パネルディスカッション:

今回は、何らかのプロセスを意識してエンジニアと一緒に仕事をし
た経験をお持ちの方々にご登壇いただき、プロセスは何のために
考えるのか、エンジニアが役立つと思うのはプロセスのどんなこと
がどのように働いたときなのか等を討論していただきます。

★チュートリアル
SPIに必要なスキルや知識を伝えていただける3名の講師をみなさま
にぜひ紹介したいという想いから、例年2コマのチュートリアル企画
を今年は3コマ企画いたしました。
SPI Japan2016のスタッフが自信を持ってお届けするチュートリアル
企画を、ぜひ体験していただきたきたいと存じます。
 ・チュートリアルA 『 目から鱗の「なぜなぜ5回(階)」 』
 ・チュートリアルB 『 ロジカルプレゼンテーションスキル
           ~論理的に話すためのスキル~ 』
 ・チュートリアルC 『 アジャイル開発における品質保証の進め方 』

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 3. SJ16の歩き方
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実行委員長の千田哲義です。
さあ、SPI Japan 2016 開催まで、2か月を切りました。
8月初旬にプログラムを公開し、参加者募集を開始しておりますが、
参加をご検討頂けましたでしょうか。

SJ16のプログラム委員会では、北陸富山の地で、ご参加頂く全ての皆
様が、『何かを変える』『何かをはじめる』そのための「きっかけ」
や「パワー」、「勇気」そして「仲間」を得る。そのような場となる
ように力いっぱい、準備を進めております。

そこでこのメルマガでは、力いっぱい準備中のチームリーダの気合い
の入った声をお届けいたします。

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【基調講演】チームリーダ 林 好一
「アジャイルはエンジニアリングかプロセスか、あるいは新思想か? 
~水と油と醤油の混ざり方~」 

アジャイル開発の精力的な推進者である平鍋健児氏をお迎えします。
アジャイル開発の一形態であるスクラムもプロセスではありますが、
その捉え方は、CMMIやSPICEに準拠するプロセスを策定/運用する人
達とは少々違っているかもしれません。ではどう違うのか? アジャ
イルでプロセスを定義するということはあるのか? そうであれば
標準プロセスとアジャイルは共存できるのか? できるとしたらどう
やれば良いのか?

プログラム委員の持っていた上のような疑問を平鍋さんにぶつけたと
ころ、スクラムのお話の中にそうした視点を取り入れて講演したくだ
さることになりました。どのような知見を共有していただけるのか、
乞うご期待!

【一般発表】チームリーダ 平井 賢仁
一般発表は9つの分野から、33発表をご用意しております。

今年は、ソフトウェアプロセス改善に加え、エンジニアリングに関す
る新たな取り組みや改善事例も多くご応募いただきました。より幅広
く、改善に取り組み始めた組織の事例から、成熟している組織の事例
まで、皆様が、"知りたい!欲しい!" と期待されている知見やノウ
ハウ等を、必ずや持ち帰っていただけることを、お約束します!
ぜひぜひ、ご参加くださいませ。

【アジャイル開発行動展示】チームリーダ 和田 憲明
今年の新企画です!

アジャイル開発の実態を、ぎゅ~っと凝縮して2日間でお届け(お見せ)
します。アジャイル開発を通して、プロダクト、プロセス、そして人
が改善し成長する様子を「行動展示」しますので、自由に観察してく
ださい。

百聞は一見にしかず。見て、触って、話しかけてください。
会場でお待ちしています。

【トーク&納得セッション】チームリーダ 赤松 康至
今年のトーク&納得セッションは、ソフトウェアプロセス改善に限ら
ず、ソフトウェア開発、管理に携わる方々にも関心をいただける内容
を取り揃えました。また形態も体験型ワークショップから今後を議論
・検討するセッションなどバリエーションに富んでいます。

SPI Japan 2016のメインテーマである、「はじめる!」  ~その力が
ここにある!~ につながるヒントを一つでも多く得られることと思
います。

【意見交換会】チームリーダ 赤松 康至
参加者同士が幅広く交流できることを目的に、今年もワールドカフェ
にて議論する場を提供します。さらにSPI Japan初企画である、「ア
ジャイル開発行動展示」から開催期間中に開発した出来立てホヤホヤ
のソフトウェアをデモ紹介します。
何がどこまで動くのか。。。ワクワク、ハラハラ、ドキドキの瞬間を
お見逃しなく!

これらを通じて交流を深められたらと考えておりますので、皆様の積
極的なご参加をお待ちしております。

【パネルディスカッション】チームリーダ 林 好一
プロセスを意識してエンジニアと一緒に仕事をした経験をお持ちの方
々にご登壇いただきます。そこで、プロセスとは何か?システムを作
るエンジニアリングと何が違うのか?それとも同じことの別の側面な
のか?というような話題について、意見を交換していただきます。
元々はエンジニアリングがうまくいくようにプロセスという観点が持
ち込まれたはずですが、場合によっては「現場がプロセスを使えない」、
あるいは「使えないプロセスを押し付ける」というような声を聞いた
りもします。パネリストの皆さんには、「より良い仕事をしたい」と
いう想いに基づいて、プロセスとエンジニアリングの解離ではなく融
合について語り合っていただきます。

【チュートリアル】チームリーダ 清水 崇司
チュートリアル企画は、毎年大変ご好評につき、例年2講座のところ
を今年は3講座企画いたしました。
どの講座もあなたに新しい気付きをもたらしてくれるものだと信じて
います。ぜひご参加ください。

〇チュートリアルA
『 目から鱗の「なぜなぜ5回(階)」 』

みなさん、なぜなぜ分析を人から押し付けられて、威圧感を感じたこ
とはありませんか?
どのようなやり方も使い方を間違えると効果を発揮しないのは、みな
さんよくご存じのことだと思います。
本講座は、なぜなぜ分析の効果を発揮するためのコツや手法を具体的
に解説していただきます。

〇チュートリアルB 
『 ロジカルプレゼンテーションスキル
 ~論理的に話すためのスキル~ 』

ご自身の「話し方・説明の仕方」は適切だと自信を持って言える方は
意外と少ないのではないでしょうか。この機会に、ご自身の話し方を
プロの講師にチェックしていただいてはいかがでしょうか。また、本
講座では「論理的に話す」ためのスキルの解説をしていただきます。

※チュートリアルBには当日スピーチができるように「事前課題」が
あります。WEBの参加案内にてご案内のテーマについて、事前にご準
備下さい。

〇チュートリアルC
『 アジャイル開発における品質保証の進め方 』

アジャイル開発の品質保証ってどうやるんだろう、と思ったことはあ
りませんか?本講座はアジャイル開発を品質保証について真っ向から
解説していただきます。
もしかしたらアジャイル開発の品質保証だけでなく、従来の品質保証
のやり方についても考えさせられる機会になるかもしれません。

【当日管理(会場運営)】チームリーダ 中森 勝

北陸新幹線で富山駅を降りたら、会場の富山国際会議場までは、ぜひ
セントラム(路面電車)に乗ってお越しください。富山市は、自家用
車がないと生活が不便という状況から脱却すべく「公共交通を軸とし
たコンパクトな街づくり」を進めているそうです。これも一つの改善
の取り組みといえるでしょうか。

SPI Japanの会場運営も、ご参加のみなさんに快適に過ごしていただ
けるように、毎年毎年の小さな改善をひとつひとつ積み重ねています。
スタッフ一同、みなさまのお越しをお待ちしております。

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さあ、各リーダお薦めの見所・聞き所が、少しでも伝わりましたでしょ
うか?

どのプログラムも、SEPGやSQAなど、ソフトウェアプロセス改善に日々
取り組まれている方はもちろん、実際のソフトウェア開発に携われて
いるエンジニアの方にもご満足いただける内容となっておりますので、
ご期待ください。

また、カンファレンスの各セッションやアフターで、各社・各所から
集う "素敵な仲間" との交流、ふれあいも、とても大切なお薦めポイ
ントです。名刺を多めにご持参いただくとよいかもしれません。

開催場所である富山は、昨年の北陸新幹線の開通を機に、ますます交
通の便が良くなり、古き良き街並みを残しながらも、近代都市へと発
展してきております。少し足を伸ばせば立山、黒部渓谷、高岡・氷見、
さらには金沢と、いずれも日本有数のお薦めスポットがございます。
また、北は日本海、南は立山連峰と、海の幸、山の幸に恵まれた富山
ならではの素敵な『食』との出会いも楽しみどころです。

この様に、素敵な、活力満ち溢れた出会いの場が、SJ16では準備され
ています。
お越し頂いた皆様により多くの『気付き』『発見』『仲間』を得て、
「はじめる」ための『改善パワー』をお持ち帰り頂ければ、プログラ
ム委員一同、とても嬉しく思います。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。

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 4. 参加者の声
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昨年の SPI Japan にご参加いただいた皆様からの声を一部ご紹介い
たします。

◇基調講演
・普段の業務とはかけ離れていて、身近には感じづらかったですが、
 ITの最先端の状況を少し学べたかなと思います
・業界としての今後の展望をイメージできるとても素晴らしい講演で
 した

◇一般発表
・システム思考アプローチは参考になりました
・ソースコードのメトリクスに関してさまざまな観点から議論できて
 よかったです
・「QMSの再構築」は自業務と関係が深く参考になった
・プロセス改善推進者をやる気にさせる内容で、刺激になりました。
 全ての活動で目的や目標の共有が重要であることを再認識しました

◇トーク&納得セッション
・TOC現場で使えそうなツールでした。WBSをうまくつくれない人がい
 るので、その理由をうまく引き出せれば、良いWBSを作ることが出
 来そうです
・実践ベースのセッションで、少しずつアジャイルの本質を知ること
 ができて大変良かったです!また開催して下さい

◇意見交換会
・色々な人と交流できるしくみがあり、2H大変有意義でした。初参加
 ですが1人になって困らなかったです
・ワールドカフェ方式は人の移動がうながされてよかったです

◇パネルディスカッション
・三者とも豊富な経験から深い話をして下さり、いろいろ考えるきっ
 かけになった
・タイムスケジュールも良く、内容も刺激になることが多く非常に良
 かったと思います。アンケートの回答に「期待以上だった」という
 項目があってもよいと思います

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 5. 今後のスケジュール
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参加者募集が始まりました!


2016年10月7日(金)または定員に達した段階で申し込み受付を終了
致します。特にチュートリアルは、募集枠が本会議よりかなり少なく、
早期に定員に達することが予想されますので、お早めにお申し込み
ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております!

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 ◆編集後記
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メルマガ編集担当のA.Kです。

今年の夏も暑くなりましたね。
もう少しで涼しいシーズンがやってきます。外にも出やすく、アウト
ドアを満喫できるシーズンが待ち遠しいですね。

最近、アウトドア料理ではまっているのが燻製です。燻製といえば何
かと手間がかかるというイメージですが、実はフライパンとホームセ
ンターで購入できる燻製チップがあれば、簡単に自宅でも燻製を楽し
めます。私は自宅のベランダでカセットコンロを使いながら燻製を楽
しんでいます。フライパンや中華なべにアルミホイルを敷いたなべ底
に燻製チップを2~3つかみ入れて、網をのせ、火をつけ、煙が出てき
たら網の上に好きな素材を置いて蓋をして10数分~30分位弱火でいぶ
せば素敵な燻製がはい、できあがり。

色々な食材を燻製にすることができるのですが、私のバリエーション
は手羽先、チーズ、ゆで卵、鯖、しょうゆなど様々です。特にチーズ
や鯖の一夜干し、しょうゆなどは事前の準備が一切不要でできますよ。
燻製チーズのフレーバーでワインを楽しんだり、また燻製しょうゆは
香ばしく、豆腐や野菜にかけて楽しんでいます。

簡単ですし、皆さまもお気軽にお試しください。
煙がでますので周りには十分ご注意くださいね。

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 JASPIC メルマガ 2016年8月号
 発行:日本SPIコンソーシアム http://www.jaspic.org/
 お問い合わせ先:infoAアットjaspic.org
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