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 ◆ JASPIC メルマガ 2021年8月号 ◆
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本メルマガでは、定期的に日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のイ
ベント情報やJASPIC研究員によるコラム等をまとめてお伝えします。

今回は、10月開催の SPI Japan 2021 (SJ21)特集です。

* SPI (Software Process Improvement):ソフトウェアプロセス改善

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 ◆目次
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 1.開催のご案内
 2.今年のテーマ
 3.プログラム概要
 4.SJ21の歩き方
 5.参加者の声

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 1. 開催のご案内
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SPI Japan 2021
ソフトウェアプロセス改善カンファレンス2021を開催いたします!

・日程:2021年10月6日(水) 13:00 ~ 10月8日(金) 16:00  

・場所:オンライン(Zoom/oVice)
        ※oVice(オヴィス) は一部のプログラムで使用
・主催:日本SPIコンソーシアム (JASPIC)
・後援:独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
        ソフトウェア技術者協会 (SEA)
        日本SPICEネットワーク
        一般財団法人 日本科学技術連盟 (JUSE)
        一般社団法人 PMI日本支部
        派生開発推進協議会 (AFFORDD)
        Agile Japan

・参加費(税込):¥25,500-

 現在、参加者募集中です!
 http://www.jaspic.org/events/sj/spi_japan_2021/

 2021年10月1日(金)または定員に達した段階で申し込み受付を終了
 いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております!

※oViceは以下をご参照ください。
 https://ovice.in/ja/

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 2. 今年のテーマ
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本カンファレンスの今年のテーマは、
「いかす」 ~新たな時代に“カイゼン”の力を~
です。

我々を取り巻く環境は、Society5.0 や DX などによる変革に加えて、
新型コロナウィルスの影響で新様式(ニューノーマル)の社会に向け
て、急激な変化が求められています。様々なシステムやプロセスが変
わる中でソフトウェアの重要性はさらに高まり、プロセス改善や品質
保証が果たす役割はますます大きくなっています。
そんな中でも、みなさまが今まで培ってきたSPIのスキル、ノウハウを
いかすことで変化への対応≪カイゼン≫を牽引できると考えています。

SPI Japan 2021では、様々な「いかす」につながる場を提供します。
「基調講演やパネルディスカッションで得た知識を実践にいかす
  ≪駆使する≫」
「一般発表で聴いた他者の事例、経験をいかす≪役立てる≫」
「ワークショップや参加者交流の場で出会った、人とのつながりを
  いかす≪利用する≫」
みなさま一人一人がご自身の「いかす」を見つけていただけると思い
ます。

また、日本SPIコンソーシアム(JASPIC)は、昨年、設立20年を迎えま
した。新型コロナウィルスの影響で1年遅れとなりましたが、今年度を
20周年記念の年と位置づけてSPI Japan 2021でも、20周年にちなんだ
イベントを企画しています。
この機会に、過去(SPIの歴史、みなさまの活動の歴史、JASPICの歴史
など)を振り返り、そこから学び、現在そして未来について考えてみ
てください。それらが参加されるみなさまの「いかす」につながれば
幸いです。

新型コロナウィルスの影響で昨年に引き続きオンライン開催となりま
すが、内容をパワーアップして様々な「いかす」のための気づきや
きっかけにつながるプログラムとしました。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

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 3. プログラム概要
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◇基調講演:
タイトル:
デジタル時代に求められる“カイゼン”とは

講演者:
小野 和俊 氏
 (株式会社クレディセゾン 取締役兼専務執行役員CTO兼CIO)

◇みんなでディスカッション(oVice使用)
ご参加者みなさまの交流を深めるために、ワールドカフェ方式で意見
交換会を行います。JASPIC20周年にちなみ、創立当初の状況や目指し
たもの、その後のトピックやJASPIC関係者・有識者の想いなどをお題
として提供します。みなさまからのJASPICやSPI Japanへの期待、プロ
セス改善全般などに関するご意見も大歓迎です。

◇一般発表
公募・審査による15件の発表が予定されています。今回も様々な題材
による発表が寄せられました。現場が直面している課題を解決するヒ
ントとなる発表、改善活動に関する知見や経験に関する発表、さらに
は、改善活動を尚いっそう進めていく上での指針を与えてくれる発表
などを予定しています。

◇トーク&納得セッション
聴くだけの一方通行ではなく、双方向の会話やワークショップで「納
得感」をお持ち帰りいただく2つのセッションに加え、JASPIC20周年
にちなみ、JASPICの主要な活動の一つである「分科会」の研究内容や
成果についてご紹介するセッションをご用意しました。

◇パネルディスカッション
本年は、JASPIC設立20周年記念として過去からJASPIC会員企業で社内
外の改善活動に携わってきたレジェンドをお招きしてのパネル討論を
実施します。改善活動推進の成功/失敗経験より得られた知見に基づ
き、DX時代に求められる「変革に役立つ能力とは何か」を議論するこ
とで、みなさまやJASPICの活動に役立つ気づきを得ることを目的とし
ています。

◇コミュニケーション広場(oVice使用)
SPI Japan 2021の開催期間中、オンラインコミュニケーションツール
を使用して発表者と参加者、参加者同士で気軽に意見交換や雑談がで
きる場を提供します。

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 4. SJ21の歩き方
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SPI Japan 2021は前回に続きオンライン開催となりますが、参加され
るみなさんに楽しんでいただける新たな企画を盛り込んだプログラム
をご用意しました。
ここでは見所などご紹介します。

◇基調講演
ご講演いただく小野さんは、海外、国内、ベンチャーから大手まで多
種多様な企業を経験され、プロジェクトや組織はもとより企業規模の
仕事のやり方を変えてきた方です。
デジタル化が進む今の時代に必要な“カイゼン”についてのお話しは
みなさんのこれからに役立つ知識を与えてくれることでしょう。

◇みんなでディスカッション
リアル開催の SPI Japan で好評だった意見交換会が帰ってきました。
お酒を酌み交わしながらとはいきませんが JASPIC 20周年にちなんだ
テーマを元に、参加者同士での議論、交流を楽しんでください。
初めて会った方やおなじみの方とのつもる話の続きは「コミュニケー
ション広場」でどうぞ。

◇一般発表
コロナ禍の中でもみなさんの改善活動は衰えることを知らず、今回も
多くの事例を発表していただきます。こんな状況下で変わったこと、
変わらないこと、様々な事例から気づきや共感などみなさんの「いか
す」につなげてください。
また、発表後の質疑だけでは「時間が足りない」「もっと話したい」
という方のために、発表セッションの後で発表者との交流の場を用意
しました。意見交換や議論を行うことで、より理解や交流を深める貴
重な機会なのでぜひ参加してください。

◇トーク&納得セッション
JASPICの2つの分科会(アジャイル、人材育成)のワークショップと分科
会活動紹介セッションです。
ワークショップでは、分科会の活動成果の体験や熱い議論で盛り上が
ってください。オンラインでのワークショップの進め方もお持ち帰り
いただけるノウハウの一つと考えています。
分科会活動紹介セッションはJASPICの活動を知っていただくよい機会
です。気になる分科会や興味のある活動がありましたら是非、声をか
けてください。成果の活用や今後の交流による相乗効果も期待してい
ます。

◇パネルディスカッション
JASPICの20年はソフトウェアプロセス改善の歴史ともいえます。社内外
の改善活動に関わってきたパネラーのディスカッションに、みなさんの
これまでの活動が重なり共感することも多いことでしょう。過去から学
び、これからに活かすヒントになれば幸いです。

◇コミュニケーション広場
本会議期間中いつでも立ち寄れるオンラインでのコミュニケーションの
場を用意しました。JASPIC分科会の活動を展示しますので、セッション
の合間や昼休みに、立ち寄ってみてください。展示を見ながら出会った
人とのおしゃべりや意見交換をお楽しみください。
また、1日目、2日目の本会議終了後も利用可能なので、夜はオンライン
飲み会の会場としてご利用ください。
SJスタッフも参加予定なので一緒に盛り上がりましょう。
※お飲み物、おつまみは各自でご用意ください。

今回、オンラインで参加された方々のコミュニケーションが進むように
初めての企画にチャレンジします。みなさんに充実した三日間を過ごし
ていただけるよう、スタッフ一同酷暑の中、準備を進めておりますので
SJ21にご期待ください。
スタッフ一同、10月にオンラインでお待ちしています。

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 5. 参加者の声
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過去のSPI Japanにご参加いただいた皆様からの声を一部ご紹介いたし
ます。

◇基調講演
・変化をとらえて対応するためのSoSの考え方と専門家バイアスの超え
 方を整理してお話しいただき、大変勉強になりました。
・情報を整理して可視化するという行為がシステムズエンジニアリン
 グだけでなく、幅広い場面で有効であるということがわかりました。

◇一般発表
・働き方のトランスフォーメーション、心理的安全性でのチームビル
 ディング方法など、大変参考となりました。心理的安定性について、
 もう少し学んでみようと思います。
・自らの失敗体験も含め素直に語っており、自らを振り返る参考にな
 った。
・レビュー改善の対応案は参考にさせていただきたいと思います。特
 に事前レビューの徹底と漏れチェックから始める点は始められそう
 に感じました。
・モブプログラミングに対しプロトコル分析を行うアプローチはとて
 も面白く感じました。
・USDM形式の要求仕様書作戦支援ツールについて、興味深かった。
・チャットによって質問のハードルが大きく下がりました。

◇トーク&納得セッション
・現状の活動のセルフチェックという発想はなかったです。KPTに限ら
 ず様々なことに応用できると思いました。
・アジャイル開発キットを体験し、どのようなことが問題になるのか、
 またその解決策を勉強することができて楽しかったです。
・プロセス等の設計をすることがあるが、様々なケースを考え、抜け
 もれがないようにと行う。そのトレーニングが本セッションを通じ
 て体験することができ有益であった。SEPGの教育や、自分たちの中
 の気付きにも使えそう。
・「カレー」の話は面白かったです。

◇パネルディスカッション
・守破離に代表される基本が大事ということを新しいことを推進して
 いる方々が言われていたことは意外でした。自社内においても参考
 になります。
・ビジネス面によらず、アカデミックな視点からも語られることがあ
 った点は良かったと思いました。
・楽しみながら、色んな意見・考え方を頂きました。自分なりに落と
 し込み、次の検討に反映していきます。
・「抽象度をあげる」という考え方は目からウロコでした。

◇みんなでディスカッション/コミュニケーション広場
・ワールドカフェというツールを利用し、多くの方と話をすることが
 できた。時間があっという間に過ぎてしまった。
・人と繋がることで色々な体験を聞くことができた。明日からまた頑
 張ろうと思えた。
・みんな同じことで悩んでいると感じた。一人で悩まなくていいと思
 って安心できた。

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 ◆編集後記
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メルマガ編集担当のA.Kです。
色々あった東京2020オリンピック競技大会でしたが、何とか開催され
ましたね。開催については読者の皆様も賛否あったと思います。誰も
このような状況になるとは想像していませんでしたから、想いは複雑
ですね。
さて私は当初、江ノ島開催のセーリングを友人と観に行く予定でした
が実現しませんでした。残念でしたが、日本代表選手の皆さんの大健
闘により連日のメダルラッシュの様子はとても嬉しい気持ちになりま
した。また開催中に少しでも雰囲気を味わえたらと思い、感染症対策
をしっかりした上で夢の大橋で展示されていた聖火台を見物しました。
密にならないよう立ち止まらず歩きながらの見物でしたが、セーリン
グ観戦の代わりになりました。
パラリンピックも開幕しましたが、各競技どのような結果になるでし
ょうか。日本代表選手の皆さんの健闘をお祈りします。

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 JASPIC メルマガ 2021年8月号
 発行:日本SPIコンソーシアム http://www.jaspic.org/
 お問い合わせ先:infoAアットjaspic.org
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